Apr 2, 2026

読書記録2026冬 #1 興味のおもむくままに読んだ本たち

この冬は時間があっていろいろ本を読んだ。テーマを決めて関連するもの選んだものと、ぽっと思い立ったもの。テーマのあったものは後からまとめるとして、まとめられないやつから

田村正資さんは、最近の推し哲学者。以前買ったメルロ=ポンティ本はかなり難しくて挫折したけど、こちらは読者への優しさにあふれた読みやすい文章で良かった。
感想をもうちょっと本文抜粋してまとめたいが、、、!いったん置いとく。

映画や書籍などのコンテンツから論考を、一般向けにまとめる、みたいな仕事をしている三宅香帆がどう考えて仕事をしているか、みたいなHOWTO本。田村さんの本をもっと俗っぽく読みやすくした感じ。他人の言葉で語られた推しへの愛で満足するな、みたいな軽い本。夫が興味があると言ったから紙で買ったけど、半分も読まずにもう読めないと言っていてなんだか残念だった。まぁ本を読むのはもはや特殊な変人の趣味なんだよな。と、五冊展で聞いた話を思い起こす。
部署が変わって、また文章も書いたり人のを読んだりするようになったので、学び直し。暇つぶし。生成AI台頭の時代に、自力で文章書いたり読んだりする本質はどこにあるんだろうなぁとか思いながら途中まで読んだ。まぁHOWTO本なので、また必要な時に読んだらいいか。基本的な校正表記のやり方とか、何を校正・校閲するべきかみたいな指針がでているけど、読みながら実践しないと身につかないなぁなどと思っている。

山は登るのも、登る人を見るのも好き。NHKかなんかの番組を見ていて、面白いなぁと思った人が本も出していたを見かけて買った。8000m峰14座を上り切る過程を描いているもの。山の見かたとか考え方が良い。みた番組はこれ。「シシャパンマ」を撤退した時の記録が残っている。こういう記録を読んでいくと、失敗したり撤退した時の記録のほうが面白い。NHKスペシャル 8000mで見た生と死 ~写真家 石川直樹の記録~

タコ・イカはいつ見ても面白くて不思議。最近の動向をまとめてビジュアル的にもかっこいい本があったので手にとった。心理・哲学的な本ばっかり読んでいたので、気分転換にちょうど良かった。やっぱ知能のくだりが一番面白い。ヒトとは違う知性の形を知ることで、ヒトの知性も尊重できる。みたいなこころの余裕を作ってくれるので、イカ・タコは面白い。

ちょっとずつまとめるぞー。





Mar 30, 2026

2026年1-2-3月の記録

 のんびりとしたり日々を送っている。本は別の記事で書こうかな。

ドラマ・配信映画

キム・ソノさんにハマったので過去作見直し
コユンジョンさんとキムソノさんが主役で、東京・ソウル・イタリア・カナダを巡りながらのドラマ。絵が綺麗で、俳優さんたちが綺麗で、演技が可愛くて、ストーリーが良い。申し分ない。キムソノさんの微妙な表情の演技がすごく上手で激しいシーンがないのに、引き込まれた。コユンジョンさんは完全に顔が好み。三ノ輪の踏切が出てきたので、現地まで散歩ついでに行ったりもした。
ストーリーは最終的には「母(の呪い)を殺す」話、で最近読んでいた三宅香帆さんの「母を殺すには」とも通ずる。中盤はMBTIの「F型」と「T型」のコミニュケーションの話でもある。
”人の数だけ言葉がある”とかはいいセリフだったなー。
シンミナさんとキムソノさんのドラマ。海辺の街の群像劇的な雰囲気のロマコメ。私が見るドラマとしては割と珍しいタイプだったかも。キムソノさんの「ドゥシク」がめちゃ良い。演技が上手い。シンミナさんは「僕の彼女は九尾狐」2010年、とかをなぜか見たことがあって、もっとクールなイメージだったけど、このドラマでは甘々な面多めだった。っていうか2010年の韓国ドラマなんてどうやって見たんだろう。そっか、イスンギにハマってたからか。韓国の田舎の雰囲気がよく出ていた。

アクションもの。キムソノさんが、中絶騒動で活動休止してからの復帰作。ドラマ2つの柔らかい役と違って、ちょっとサイコパスな役でアクションもある全然雰囲気の違う映画ですごい良い。全然違う表情が見れるのと、加工弱めの肌感が見れるのも良い。なんだかんだ最後は優しくて良い役でちょっとコメディ要素もあって、本当に良い役をもらったな。

  • 暴君 ドラマ2024年公開
貴公子と同じ監督のDisney+ドラマ。質感はおんなじ感じで、キムソノさんのアクションは少なめ。冷たい顔が見れるのが良い。全体はアクション多いしザクザク人が死ぬしちょっとグロめ。

他には「スタートアップ」を見ている途中。「お疲れ様」にも出てたけど、出てるところだけ飛ばし見。あとはラジオを聴いたり。山登りながら、韓国俳優のラジオを聞くのが定番になった。結構聞き取れる気がする。ファンミーティングあるけど、一般販売あったら行くか行くまいか悩む。。
ADHDでASDの裁判官を松山ケンイチが演じているんだけど、すごく良い。発達障害ものにずっと関心があるというのはそうなんだけど裁判の内容も深いし。自白強要した事件の最新とか、NHKは最近、現実のニュースで出せないものをドラマでやっているなぁ。
後編を見に行くのに復習で。見ておきたいけど周りの人が言うほどは刺さんないなーが正直な感想かも。



お笑い舞台配信

ドンデコルテきっかけでお笑いの配信と地上波のTVとラジオとを拾うように。吉本興業嫌いなのに、貢いでしまっていて悔しいが、お笑いというものは面白い。あと1本60〜90分くらいで、1500~3000円くらいなので、なんか安い気がしてしまう。
ドンデコルテの単独。M1ネタのアンサー的なネタがエモだった。M-1行けなかった世界も切実で、ラジオでも言っていた「自意識」は結局なくならないのかどうかの話までできていたし、マジものの教祖様も良かった。なんとなくオーバーザ・サンの公演を思い出した。小橋さん三線が下手だった。
小橋さんの弟感。二人羽織チャーハン美味しそう過ぎ。小橋さん一人喋り不安そうなの可愛いすぎ。ドンデコルテのネタはバスケのだったかな。
眠そうな銀次。小橋にアンチコメントついて悲しい銀次。粗品と喋っているドンデコルテが良かった。ヨネダ2000のコントネタも良かったし、粗品と喋っているヨネダが可愛過ぎた。ネタははらくくる姉さんのやつだったかな。
EXITのりんたろーさんと銀次さんが同い年なのなんかバグる。全然飽きない90分でした。ネタ交換がすごい良かった。特に、EXITのデジタルデトックスが良かった。同期おしゃべりもコーナーも上手で安心して見れる感じとてもよかった。

ラジオ
石山蓮華さんのコネクトにドンデコルテが出演。30分しっかり出てた。そういえば、ラジオででもネタって確かにできるよね。っと思った回。
めちゃくちゃ笑った。論理ロンリーは知らない番組だったんだけど、代打パーソナリティーもアナウンサーも相性良過ぎ面白過ぎ。そして佐藤綾音さん良い人。お大事にして。

劇場映画

最近チケット半券もらえないから忘れちゃいそう。

これ英語版のタイトルが Wicked for Good なのが良いなぁと思っていて。これは「善」の話だよなぁというのが最後の感想。二人が全然違う人間で、全然ちがう「善:Good」をもっていて、それらは同時に尊重されるもので、全然ちがってもつながっている、つながっていける。みたいな。今の自分の興味がそういう方向に向いてるからだけど、歌とかセットとかの面白さに加えてストーリーの精神性みたいなところで「自他境界」の尊重とか、「善」とは何かとかを感じる映画だった。
これは勧められて。小説を読んでいるところ。ライアン・ゴズリングから漂う西海岸の雰囲気はなんなんだ。と思いながらずっと見ていたけど、最後まであっというまの面白い映画だった。クリストファーノーランのインターステラー的な映画を勝手にイメージしていったら、か監督はスパイダーマンシリーズの人たちだったらしくもっとコメディ・人情寄りだった。だからといってSF要素が弱かったわけでもなく、面白いバランスの映画だったなぁという感想。小説を読み始めた。


ライブ
milet 復活!milet は24年の5amツアー以来かな。前回はけっこう後半しんどそうなぁというツアーだったので、無事にしているかな?と思いながら行ったけど、元気に新しいことにいろいろ挑戦していて良かった。水を使った演出と、光と、ダンスもしていて、武道館で演出ここまでできるんだ!という感じでした。配信に映像こないかなぁ。だいぶサイド寄りだったので、センターからみたいなぁ。
1日は母と1日は同僚と。雪も降る極寒のベルーナドームで初めてのスパショ。お兄さんたちにこんなタイミングでこんな場所で、こんなにたくさんのメンバーと会えるなんて!という感動。20周年のライブらしく、過去の曲いろいろとやってくれて良かった。座って見れて楽ちんでした。ソウルコンの配信も見に行く予定。


山・そのほかお出かけ
ちょうど1人いなくなっちゃったからと誘われて枡席で久しぶりのお相撲観戦。両国は3回目、枡席は初めて。ちょうど展覧試合だったらしく警備も重厚だったけど、会場も盛り上がっていて良かった。
TBSラジオを中心に関連する人たちが5冊の本を選んで展示しつつ、個人系の本屋さんが集まるイベント。ちょうどトークセッションをしている途中だったので、けっこう混雑していた。
トークセッションの会話が聞こえてきて、あぁこれ大事だよなぁと思ったのが「本を読むことは、アニメを見たりゲームをしたり、Vチューバーの配信みたりと同じことだ」要は、本当いう形のメディアを楽しむことは、高尚な教養あるすごい趣味なわけではなくて、本を読むことがえらいわけではなくて、私たちは本が好きだから本を読んでいるだけだ。という話。本を読まないことが悪いことではない。という話。
  • 2月21-23日 おじいちゃん家
香川出張のついでに。ちょうどいいタイミングでゆっくりさせてもらった。お墓をじっくり眺めたり。ちょうど畑と梅が気持ちがいいタイミングだった。
天気がいいし、体を動かしたいので山に行くぞ!の日。いままであんまり行ってなかった丹沢エリアに進出。塔ノ岳・鍋割山を回るコースは標準コースタイム9時間獲得標高1500m距離17kmっていうまぁまぁハードなコースでした。頂上からは富士山とか丹沢の山々が見えるはずなんだけど、ちょっと晴れ間がのぞくかどうかで、あんまり見えなくて残念。またちょっと違うコースで登ってみたい。鍋割山も塔ノ岳も頂上に山荘があって、登山道もいろいろと整っている印象。鍋割山の山荘では「鍋焼きうどん」2000円が食べられるというのを知らずに行ったのだけど、なんか豪華だったなぁ。こんどは食べたい。

最近の美味しいものとかお散歩とか
出張ついでにずっと行きたかった東大柏の寿司屋さんへ。握りを選ぶべきだったので、また行きたい。
御徒町方面に自転車で行くことが増えて、向島とか奥浅草の探索をするように。あと、日暮里から家までの間を歩いたり。探索しがいのあるエリアで良い。

    わーい書き終わった!あとは本!

    Feb 23, 2026

    読書記録2025年秋冬〜やさしさと責任の話。

    秋になってだいぶ時間と気持ちの余裕が増えてきたので、勢いよく本を読んでいるんだけど全然まとめられていない。

    テーマは「優しいってどういうこと」「自他境界って何?」の二本立てくらい。それに加えて、エジプトの予習をしつつ生き物や推し哲学者の本をちらほらと読んでいる。

    やさしさと責任の話。

    どうも夫の考える「やさしい」とわたしの考える「やさしい」はだいぶ違うようだという感覚があり、じゃぁ私の考える「やさしい」とはなんなのか、というのがこの一連の読書の発端だった。

    私の考える「やさしい」は、「体力+観察+技術」。気持ちがなくても行動として起こりうるものだと思っているし、やさしいに感情は関係ないと思っている。

    ここ半年の読書の中で一番気に入った1冊。「やさしい」とはどういう現象か。どうすればやさしいが続くのか、について著者の考えをまとめている。著者の「やさしい」の定義は次。

    やさしいというのは、あなたが持つコントロールの権利を手放し、委ねたことの結果の責任を引き受けることである
    1. コントロール権を手放し、相手に委ねること
    2. その結果、起こることの責任は引き受けること
    この1と2の双方を満たすことが本来のやさしいである。と著者は言っている。これだけだとちょっと難しい。
    自分のコントロールを相手に「委ねる」ということは、委ねることが相手への押し付けになっていないことが大前提であり、さらにその上で、ゆだねたことで何が起きても、コントロールを手放したあなたが最後までその結果を引き受ける必要がある。
    ここまでくると、では「コントロール」とは何かを整理しないといけないのだけど。コントロールを手放してなお、結果を引き受ける必要がある。というのは意外と難しいことだけど、なんとなく私がやさしさについてイメージしていることと合致して、これだ!と思えた定義だった。

    この著者における「コントロール」とは、「人や物事を制御し、管理し、統制する」あるいは「自分ができる範囲を自分で決める裁量権」のこと。このあたりから自他境界とは何か。自他の境界がつけられているかどうかが、優しさと関係してくると思う。やさしいとは、コントロールを手放して相手に委ね、結果を引き受ける、ということなら、自分が何をどこまでコントロールしたいとおもっているのか、しようとしているのかを明らかにしたうえで、手放す必要がある。自分のコントロールの欲求を明確にするには、まず自覚して境界を引かないとあきらかにできないと。それを混在させたままの「やさしい」は結局、結果を引き受ける”責任をとる”ができてなくて片手落ちだよね。という整理がすごくしっくりきた。

    私が一番嫌いなことばの一つが「あなたのためを思って」という言葉。最後の章にこの言葉に言及した部分があったのだけど、コントロールとか教育とかってほんと難しいなと思った。

    「やさしい」の定義の一部に、「責任をひきうけること」というのが出てくる。責任を取る、引き受けるというのは、「やさしい」においても自他境界を考える時にも重要な概念だと思っているのだけど、では責任とはなんなのかを考えて読み始めたのがこの本。まずはちょっと軽めのちくまプリマー新書から。
    「自己決定」は「責任をひきうける」の前提として、不可欠なものと思っているので、あえてそこにある問題点を考える視点でまとめた一冊を選んだ。自己決定の重要性を前提として、その問題点を整理していく形で、よく頭に入った。
    幼児が自分の着たい服を選ぶところから、学びたい内容や進学したい大学を選ぶこと、就職先を選ぶこと、全てにおいて「自己決定」はついてくるものだし、自分で決めたことがだから、自分で責任をとれる。それが大人だ。と思っている。いつぞやに書いて今も大事にしている私の人生の倫理に次がある。
    • 自分の事は自分で、決める。
    • 自分の選択の結果がどうであっても、責任を持つ
    • どんなことも自分の誠意のもとで、選択する
    要は他人に決められたことの責任なんてとりようがないよね。と思っている。

    という思想は、多分に社会からなんらかの影響を受けた考え方のはずだと思っていたけど、それを整理されているのが1章。自己決定と責任について整理されている。
    あとの章では、「決められること」の背景にある見えにくい「決められないこと」について整理されている。これ読んで理解すると、私は優しくなれるなぁと思った。自己決定とそれに基づく責任を取るという行為・思考は、私にとって大人として当然のものであり、乳幼児の限定的な範囲から青年、成人となるにつれ範囲を広げていうということが成長であり自律・自立であると思っている。
    その考えは変わらないけれど、自己決定できない他人、他責的な行動をする他人を見た時に、何がその背景にあるのかをよく観察し推察するためのヒントやきっかけになりそうだと思った。自己決定できないことをただ否定するのではなく、その背景を観察し思考する。理解できない他人への相互理解を引き出して、やさしさにつなげる、私という人間の幅を広げてくれそうな良い1冊だった。
    上の本の最終章で言及されていたのがこの本。「やさしい」を実現するには、余裕が必要だけど、余裕を生み出して責任を取るには、人は一人で生きられないので、誰かに頼る必要がでてくる。となった時に、では「頼る」とはどういうことか。冒頭の子育て時の事例がすごくわかりやすいので、スルッと内容に入っていける。

    ところで、人生を生きるなかで結婚や子育てという、なんだか大変そうなことを進めよう。進められる、と思った理由が一つある。もはや結婚や子育てはそういう生活を「選ぶもの」であって、やらなければいけないことではなくっている時代だと思っている。なおかつ、相手がどういう人間であるかは、短時間ではわからないし、子がいる生活がどうなるかもわからない。それでも「適切なタイミングて、周囲の人や制度に助けを求めながらどうにかやっていける」と30歳を過ぎたある時に思えて、先に進んできた。
    で、「責任を取る」ということについて前の本で考えたのち、「他人に頼る」ということについて考えてみようと選んだのがこの本。
    あなたが子どもをもったのは、あなたの責任であって・・・・・そうである以上、あたなは自分でその生活をどうにしなければならない。・・・・・こうした主張を論駁し、それに代わって、他者を頼ることをそのうちに含むような、もう一つの責任概念を理論家すること

    が、この本のテーマ。なんてやさしいのだろう。「自律的な存在の人間が自分の意思で行為する。強い主体を全体とする「強い責任」。これは、私が考える”責任”観の前提と一致する。筆者が提唱するのは「他者をたよらなければならず、傷つきやすさを抱えた人間を前提にする「弱い責任」。強くなること自律し社会・経済・精神的に自立することを目指すことは重要だと思うけれど、子育てをすること、病気になること、人が自律的でいられなくなる「弱い人間」になる瞬間はこの先いくらでもあると思う。そう言う時に、どう考えればやさしくなれるか、他人を頼ることによって余裕を生み出せるか、余裕を生み出すことでよりよい状態で責任をとることができるか。そんなヒントが掴めそうな序章。

    中盤はそこそこ難しいのだけど、全体にやさしさが溢れている一冊だと思った。気に入ったフレーズだけ抜粋。

    「思考は友情を基礎としている。そうである以上、友情が奪われるとき、思考もまた私たちから奪われる。」〜ナチスドイツの文脈から

    戦争という状況において、また今現在の政治に対しても思考を失わないこと、奪われないことの重要さを改めて思った。 

    「一般的に責任は意志の概念を前提にしている。つまり私たちが自分の行為に責任を負うのは、その行為が私たちの意志に基づくものであるからである。意志が生じたからこそ、その結果に対して責任が課せられるのだ」

    この責任の定義は國分巧一郎によるところだそうだけど、私の倫理の前提でもある。どっかで読んだのかもな。國分はこの能動的な責任を前提として”中動態”の概念を展開していく。で、中動態の概念も紹介されているけどちょっと難しい。
    「責任とは「傷つきやすい他者」に対する気遣いであり、憂慮である。」

    これはやさしさ。 

    「「私」に責任があるのだとしても、その責任を独力で全うする力がないなら、「私」はむしろ他者を頼るべきである」 

    これが「弱い責任」の基本的な考え方。この一連の考え方を具体化していくのに使われるのが、子育て中に起こりうる典型的な場面なんだけど、他人を頼ることのハードルを下げていくようなわかりやすい事例が多くて良い。自由と責任に関する話も出てくる。

    「未来への責任は、未来の世代が自由であることへの責任に他ならない。」

    そして子育ての話をしていると必ず出てくる”ケア”についての話に広がる。

    「私たちは、自分が責任を引き受けられる状態であることにも責任を負う。この意味において他者への責任は、自分自身への配慮をそのうちに含んでいるのである」

    ここのフレーズは気に入ってる。最初の「やさしさ」の定義にもつながってくると思う。起こることの責任を引き受けることまでがやさしさならば、それを引き受けられる状態に自分をおいておくことは前提として必要。そして、そうであるためには余裕が、余裕を持つためには他人を頼ることが必要。


    ここまでが一通り読んだ本の優しさと責任についての話たち。 

    このあとに読んだ「弱さ」と向き合うことについての本とかについては、また次の記事で書きたいけど一旦リストだけ置いておく。





    弱さと向き合う話。

    「あなたのためを思って」の落とし穴を考える話。




      そのほかはいろいろ。これは意外と技術的な本だった。

      文章校閲の話
      山の話。

      順不同になっちゃったのでちょっとずつ整理するぞぅ。。。