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Dec 9, 2014
サマーフィールドコースin台湾
こんにちは。今日は、琉球大学の大学院で行われている授業を紹介します。
沖縄の琉球大学と台湾・インドネシア・タイの大学が共催で年に1回ひらいている
約10日間の夏の集中講義で Summer Field Course と言います。
開催地は年交替で沖縄や台湾などで開催されています。
今年は、琉球大学(日本)・国立台湾大学・東海大学(台湾)・ボゴール農業大学(インドネシア)プリンス・オブ・ソンクラ大学(タイ)の学生が参加して、台湾の渤湖島と梅峰で行われました。
琉球大学からは、海洋自然科生物系修士課程の院生5人が、他大学からは基本学部生が参加しました。
「海」フィールドで5日間、「山」フィールドで5日間の実習は、それぞれ、講義あり実験あり、野外調査あり、発表有りで、なかなか大変でしたが面白かったです。
詳しいコースの内容は引率の教授が書いてくださったレポートにあるので参考にしてください。
コースは全て英語で行われるので、ちょっとハードルが高いと思ってしまう人もいるかもしれませんが、みんな第二外国語として英語を学んだ学生なのでお互いに助け合いながら学べるのであまり心配しなくて良いと思います。それよりも他の国のフィールドに言って見て感じて学ぶ経験は大きいし、楽しいです。
他の大学の学生がどんな勉強や研究をしているか、どんな趣味をもってるかとか、いろいろ良い刺激をもらえるので、おすすめの授業です。
私が撮った写真は「なつのたいわん」にアップしました。
また琉球大学のメンバーが撮った動植物の写真を同定して、図鑑をつくりました。
私が担当したサンゴやスナギンチャクのパートはもらいものの写真や適当にとった写真ばかりなのですが、
植物や虫、鳥のパートの写真はとても素敵なのでぜひぱらぱらと見てもらえればなぁと思います。
ではまた!
Location:
台湾 澎湖県
Sep 15, 2014
最後の石西調査。
No.358-371
9/9-12 石西礁湖。
4回目になったこの調査への参加も、これで最後です。
調査の合間にとった写真を紹介。(サボってるって言わないで!)
ごしきえび。大きかった!
アオヒトデを食べるホラ貝。初めて見ました。
ミノカサゴが好き。顔が大きくてぶさいくでかわいい。
くまのみ。
たまにこういうサイズのテーブルサンゴも見つけます。黄色の棒は1m。
うなぎ。じゃなかったうつぼ。
もんがらかわはぎ。
水中から船を見上げる。
こうやって、太陽をただ見上げるのが一番すき。
作業中。
すきなサンゴ。
まさに白化中!
もうこんな風に、こんな場所で潜ることも無いだろうなと思うと、切なくなります。
最近、7年間の学生生活、ダイビング三昧の毎日が、徐々に終わりを迎えているようで、
ついしんみりしてしまいます。
研究自体は、まだまだやるべきことがたくさん残っているんだけど、
今日はちょっと懐かしさにひたりつつ写真整理でもしようと思います。
いろんなこと、ひとつづつ片付けないと集中できないですし、
一期一会な毎日をちゃんと楽しめるようにね。
データまとめもしっかり取り組みます。
参加させていただきありがとうございました。
ではまた!
Jul 27, 2014
琉球大学2014公開講座「身近な海を楽しもう~サンゴ礁の生き物塾」レポート!
こんにちは。今日は7/26(土)に行われた、琉球大学理学部生物系による
公開講座「身近な海を楽しもう~サンゴ礁の生き物塾」をレポートします。
この講座は、琉球大学理学部生物系の先生を中心に、一般の方々に向けて行われた1日間のフィールド生物講座です。
今回集まったのは、小中学生から大人まで15名ほど。
はじめに、琉球大学西原キャンパスで1時間程、サンゴ礁についての基本的な知識を学びます。
講師の方々は、
中村崇先生 :サンゴのきほんと白化現象
竹村先生:魚の生物時計
ライマー先生:生物多様性と、スナギンチャクという生き物
栗原先生:サンゴ礁と環境の関わり
(リンクは各研究室ウェブサイトです)
この一時間でサンゴ礁の大概のことがわかってしまう気がします。笑
さて、座学の後はフィールドへ移動! 今日のポイントは大渡海岸(別名ジョン万ビーチ)です。
このポイントは以前にも何回か訪れています。
(「ゆりかごから墓場まで」「年納め@大渡海岸」)
「サンゴ礁」らしい地形の広がる面白いポイントです。
今日はちょうど大潮の干潮で、リーフエッジまで干上がっているので、歩いて観察に行けます。
磯歩きのコースや、危険生物など注意点を確認した後に早速でかけます。
まず始めは砂浜から、落ちている砂の中から、「星の砂」と呼ばれる有孔虫を探しますが、今回はなかなか見つからず。。残念でした。
次は、水際の壁をのぞいてみます。この壁、じつは全てサンゴで出来ています。
壁も地面も、砂も、見渡す限りもともとはサンゴ(や貝)でした。
今回の公開講座には琉球大学生物系の1年生も6名参加しています。
"1人1種類の生き物を紹介する"というミッションを与えられた1年生達。上手く自分の担当生物を紹介できるでしょうか…??
こんなパネルも用意しています。
一番最初に担当の生き物をみつけたのは彼女。
「クモヒトデ」を紹介します。
こちらの彼女は、カニの雄雌の見分け方を教えてくれています。
他の学生もそれぞれ、ちゃんと自分の担当生物を紹介できたようでした!おつかれさまでした!
さて、この後は写真で紹介していきます。
力強いパンチで有名なシャコを発見。1cmくらいの小さいのも居ました。
サンゴ等がだした粘液です。これがクモヒトデや魚たちの餌になります。
これはクロナマコ。周りに砂がついているのが特徴です。本当に真っ黒なニセクロナマコと見分けられるでしょうか,,??
タイドプールでバカンス♪気持ち良さそう。
これは通称、台風サンゴ。リーフの端っこにあったテーブル状のサンゴが、台風の波浪で飛ばされて、浅いところへ飛ばされてしまっています。
7月の上旬に大きな台風が来ていたので、まだ新しい台風サンゴがたくさんありました。
赤いヒトデを見つけました。カワイイ!
先生方が、豊富な知識と経験をもとにいろいろと面白い生き物を紹介してくれています。
これはライマー先生の大好きなスナギンチャク
みなさんそれぞれ、面白い生き物を見つけて楽しんでいるみたいです。
午後の暑い時間帯でしたが、楽しく過ごせました。
最後に修了証書を竹村先生から頂いて、今日の公開講座はおしまいです。
皆様ご参加ありがとうございました!
ただの写真係ではなんでしたので、お手伝い大学院生による、てーげーレポートでした。
一応顔の分かりそうな写真は除いています。(先生意外^^)
問題等あればお手数ですがお知らせください。
集合写真等は私のフェイスブック(KEI SUZU ISHIKAWA)にあげようと思いますので、関係者の方はご連絡ください。
来年はビーチBBQ、ぜひやりましょう!皆様のまたのご参加お待ちしています。
(私はたぶんいないけど>_<)
読んで頂きありがとうございました。
ではまた!
公開講座「身近な海を楽しもう~サンゴ礁の生き物塾」をレポートします。
この講座は、琉球大学理学部生物系の先生を中心に、一般の方々に向けて行われた1日間のフィールド生物講座です。
今回集まったのは、小中学生から大人まで15名ほど。
はじめに、琉球大学西原キャンパスで1時間程、サンゴ礁についての基本的な知識を学びます。
講師の方々は、
中村崇先生 :サンゴのきほんと白化現象
竹村先生:魚の生物時計
ライマー先生:生物多様性と、スナギンチャクという生き物
栗原先生:サンゴ礁と環境の関わり
(リンクは各研究室ウェブサイトです)
この一時間でサンゴ礁の大概のことがわかってしまう気がします。笑
さて、座学の後はフィールドへ移動! 今日のポイントは大渡海岸(別名ジョン万ビーチ)です。
このポイントは以前にも何回か訪れています。
(「ゆりかごから墓場まで」「年納め@大渡海岸」)
「サンゴ礁」らしい地形の広がる面白いポイントです。
今日はちょうど大潮の干潮で、リーフエッジまで干上がっているので、歩いて観察に行けます。
磯歩きのコースや、危険生物など注意点を確認した後に早速でかけます。
まず始めは砂浜から、落ちている砂の中から、「星の砂」と呼ばれる有孔虫を探しますが、今回はなかなか見つからず。。残念でした。
次は、水際の壁をのぞいてみます。この壁、じつは全てサンゴで出来ています。
壁も地面も、砂も、見渡す限りもともとはサンゴ(や貝)でした。
今回の公開講座には琉球大学生物系の1年生も6名参加しています。
"1人1種類の生き物を紹介する"というミッションを与えられた1年生達。上手く自分の担当生物を紹介できるでしょうか…??
こんなパネルも用意しています。
一番最初に担当の生き物をみつけたのは彼女。
「クモヒトデ」を紹介します。
こちらの彼女は、カニの雄雌の見分け方を教えてくれています。
さて、この後は写真で紹介していきます。
力強いパンチで有名なシャコを発見。1cmくらいの小さいのも居ました。
サンゴ等がだした粘液です。これがクモヒトデや魚たちの餌になります。
タイドプールの水温は夏の干潮時40℃近くにもなります。水からも出てしまい、さすがに白化したサンゴ達。
これはクロナマコ。周りに砂がついているのが特徴です。本当に真っ黒なニセクロナマコと見分けられるでしょうか,,??
タイドプールでバカンス♪気持ち良さそう。
これは通称、台風サンゴ。リーフの端っこにあったテーブル状のサンゴが、台風の波浪で飛ばされて、浅いところへ飛ばされてしまっています。
7月の上旬に大きな台風が来ていたので、まだ新しい台風サンゴがたくさんありました。
赤いヒトデを見つけました。カワイイ!
先生方が、豊富な知識と経験をもとにいろいろと面白い生き物を紹介してくれています。
これはライマー先生の大好きなスナギンチャク
みなさんそれぞれ、面白い生き物を見つけて楽しんでいるみたいです。
午後の暑い時間帯でしたが、楽しく過ごせました。
最後に修了証書を竹村先生から頂いて、今日の公開講座はおしまいです。
皆様ご参加ありがとうございました!
ただの写真係ではなんでしたので、お手伝い大学院生による、てーげーレポートでした。
一応顔の分かりそうな写真は除いています。(先生意外^^)
問題等あればお手数ですがお知らせください。
集合写真等は私のフェイスブック(KEI SUZU ISHIKAWA)にあげようと思いますので、関係者の方はご連絡ください。
来年はビーチBBQ、ぜひやりましょう!皆様のまたのご参加お待ちしています。
(私はたぶんいないけど>_<)
読んで頂きありがとうございました。
ではまた!
Jun 28, 2014
瀬底島でカイダコ(アオイガイ)を発見!
6月の上旬頃、瀬底島でサンゴの採集をしていたらこんなものを見つけました。
カイダコ、とかアオイガイと呼ばれている生き物です。
wikipedia先生などによると、、
学名は Argonauta argo
貝の仲間ではなく、タコの仲間です。
確かに腕は8本でした。スミも吹きかけられました。。
10個弱くらい打ち上げられてしまったようで、海岸に散らばっていました。
中には殻が割れたり、殻から外れてしまったものもありました。
ちょっと長いけど動いてるところを見てみてください。
このカイダコ、貝殻を自分で作る珍しい生き物として、海洋生物の人の中では有名だそうです。アメリカから来た研究者の方も知ってました。(私は全然知らなかった!)
普段は沖縄ではあまり見られないそうですが、なぜ今回居たのかは不明。。
説明を追加 |
拾ってきた貝殻の保存方法を考え中です。やっぱエタノールづけかなぁ。
ではまた!
Jun 15, 2014
ゴールデンウィークの石垣は寒かった。~5月の石西調査~
No.330-352, 石西礁湖・沖縄本島
投稿し忘れてたダイビングログです。
調査とは関係ないけど面白かった写真を紹介します。
投稿し忘れてたダイビングログです。
調査とは関係ないけど面白かった写真を紹介します。
今回一番印象に残ったサンゴ
直径5mくらいあるハマサンゴ |
うっすら黄色く見える定規が1mです |
遠目に見ると、映画ナウシカに出てくる赤ちゃん王蟲(オーム)みたいで、
周りに守り神のように大きなコブシメ(コウイカ)とかもいて、待ち時間に一人ナウシカごっこをして楽しんでました。このポイントは透明度もとても高くてきれいでした!
オニヒトデ被害は深刻です
サンゴを食べるオニヒトデ。これは直径40cmくらい |
オニヒトデの居たポイント。荒れてる。不気味な静けさです。静かすぎて本当に怖い。 |
半日休みを満喫
少しドライブして川平湾へ。さすがにGWのにぎわいでした。 |
半日休みがあったので、白保サンゴ村へ。 |
海岸でスーナという海藻をとってるおばあちゃん。御年85歳くらい! |
![]() |
これがスーナ。佃煮とかにするらしい。 |
白保の神様? |
へんないきものたち
黄色いカイメン(海綿)みたいな生き物。なにこれ? |
ひらひらのやわらかいいきもの。名前わすれちゃった。 |
4月末から5月上旬の石垣周辺は、水温が22℃から24℃程度で、一日海にいるとかなり寒く感じました。5mmウェットスーツの下に、タイツやらあったかラッシュやら、ヒートテックやら着込んでいったけど寒かったです。
調査自体は十分なデータも取れたし、就職活動のよい気分転換にもなり最高でした。
そして何より、石垣のご飯はいつもとってもおいしい!
なんとか時間と目的を作って次回も参加したいです。
このような機会を下さった関係者皆様に感謝しています。
Dec 30, 2013
深海調査潜水艦はカッコイイ!Hawaii Undersea Research Laboratory
こんにちは。今日は潜水艦についてです!
だいぶ前のことになってしまうのですが、やっぱりかっこ良くて
記録残しておきたかったので今更ですが書いておこうとおもいます。
ハワイ大学のMarine Option Program のイベントで、ハワイ大学とNOAA(アメリカ大気海洋局)の所有する深海調査潜水艦を見に行く機会がありました。
Hawaii Undersea Research Laboratory(HURL) (FBページ)という施設が管理しているもので、-2000mまで行くことができます。この調査潜水艦で、ハワイ島の近くの海中で作られている火山(ロイヒ海山)などの調査が行われています。
だいぶ前のことになってしまうのですが、やっぱりかっこ良くて
記録残しておきたかったので今更ですが書いておこうとおもいます。
ハワイ大学のMarine Option Program のイベントで、ハワイ大学とNOAA(アメリカ大気海洋局)の所有する深海調査潜水艦を見に行く機会がありました。
Hawaii Undersea Research Laboratory(HURL) (FBページ)という施設が管理しているもので、-2000mまで行くことができます。この調査潜水艦で、ハワイ島の近くの海中で作られている火山(ロイヒ海山)などの調査が行われています。
![]() |
Pisces IV かV のどちらか。全体像。 |
二隻ある調査船のうち片方がありました。
HURL, NOAA, そしてハワイ大学のロゴが見えます。
前からみたところ。ごっついです。下部の半球部分に、
操縦士2人、研究者1人が入ります。
調査母船から離れて、バッテリー制御で動きます。
これ1度に全部使うそうです。充電も一苦労。
日本製のカメラがついてます。
海底地質採集用のボトル。意外にも、けっこう手作り感があって、
より身近に感じられました。
海底火山の噴出口の熱水が当たって、ケースが溶けてしまったそう。
各配線は、強力な水圧に対応するため、液体(たしかシリコンオイル)の
入ったチューブにまとめられています。
意外と小さな艇庫。
おまけ: スキューバタンクに空気を入れるコンプレッサー。
調査用潜水艦はとりあえずかっこ良くて、やっぱり深海調査って面白いよなー、なんて改めて思いました。日本もしんかい6500などの調査船をいくつか持っています。
しかし、深海調査はお金がかかるので、常に資金不足に悩まされているとのことです。
HURLは写真の大きさの潜水艦2機と他にもいくつかの小型潜水調査機器を管理していますが、この艇庫で、実際に働いているのは操縦士・技官・広報含め5人だけ。資金難で。調査日数が年減って最近は年間50日程度になってしまい、次世代の操縦士教育も遅れているそうです。なかなか厳しいですね。
最後に、、募金とお土産を兼ねて、ポロシャツを買ってみたのですが、どなたか欲しい方いますか-!? 自分で着るにはちょっと大きすぎたので。
サイズはユニセックスのSです。刺繍が素敵です。もし欲しい人いたら連絡下さいねー。
ではまた!
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