Jul 27, 2014

琉球大学2014公開講座「身近な海を楽しもう~サンゴ礁の生き物塾」レポート!

こんにちは。今日は7/26(土)に行われた、琉球大学理学部生物系による
公開講座「身近な海を楽しもう~サンゴ礁の生き物塾」をレポートします。

この講座は、琉球大学理学部生物系の先生を中心に、一般の方々に向けて行われた1日間のフィールド生物講座です。

今回集まったのは、小中学生から大人まで15名ほど。
はじめに、琉球大学西原キャンパスで1時間程、サンゴ礁についての基本的な知識を学びます。
講師の方々は、
中村崇先生 :サンゴのきほんと白化現象
竹村先生:魚の生物時計
ライマー先生:生物多様性と、スナギンチャクという生き物
栗原先生:サンゴ礁と環境の関わり
(リンクは各研究室ウェブサイトです)

この一時間でサンゴ礁の大概のことがわかってしまう気がします。笑

さて、座学の後はフィールドへ移動! 今日のポイントは大渡海岸(別名ジョン万ビーチ)です。
このポイントは以前にも何回か訪れています。
(「ゆりかごから墓場まで」「年納め@大渡海岸」)
「サンゴ礁」らしい地形の広がる面白いポイントです。

今日はちょうど大潮の干潮で、リーフエッジまで干上がっているので、歩いて観察に行けます。
磯歩きのコースや、危険生物など注意点を確認した後に早速でかけます。

まず始めは砂浜から、落ちている砂の中から、「星の砂」と呼ばれる有孔虫を探しますが、今回はなかなか見つからず。。残念でした。

次は、水際の壁をのぞいてみます。この壁、じつは全てサンゴで出来ています。
壁も地面も、砂も、見渡す限りもともとはサンゴ(や貝)でした。

今回の公開講座には琉球大学生物系の1年生も6名参加しています。
"1人1種類の生き物を紹介する"というミッションを与えられた1年生達。上手く自分の担当生物を紹介できるでしょうか…??


こんなパネルも用意しています。

一番最初に担当の生き物をみつけたのは彼女。

「クモヒトデ」を紹介します。

こちらの彼女は、カニの雄雌の見分け方を教えてくれています。


他の学生もそれぞれ、ちゃんと自分の担当生物を紹介できたようでした!おつかれさまでした!

さて、この後は写真で紹介していきます。
力強いパンチで有名なシャコを発見。1cmくらいの小さいのも居ました。

サンゴ等がだした粘液です。これがクモヒトデや魚たちの餌になります。
タイドプールの水温は夏の干潮時40℃近くにもなります。水からも出てしまい、さすがに白化したサンゴ達。

これはクロナマコ。周りに砂がついているのが特徴です。本当に真っ黒なニセクロナマコと見分けられるでしょうか,,??

タイドプールでバカンス♪気持ち良さそう。

これは通称、台風サンゴ。リーフの端っこにあったテーブル状のサンゴが、台風の波浪で飛ばされて、浅いところへ飛ばされてしまっています。

7月の上旬に大きな台風が来ていたので、まだ新しい台風サンゴがたくさんありました。

赤いヒトデを見つけました。カワイイ!


先生方が、豊富な知識と経験をもとにいろいろと面白い生き物を紹介してくれています。

これはライマー先生の大好きなスナギンチャク

みなさんそれぞれ、面白い生き物を見つけて楽しんでいるみたいです。

午後の暑い時間帯でしたが、楽しく過ごせました。
最後に修了証書を竹村先生から頂いて、今日の公開講座はおしまいです。

皆様ご参加ありがとうございました!

ただの写真係ではなんでしたので、お手伝い大学院生による、てーげーレポートでした。

一応顔の分かりそうな写真は除いています。(先生意外^^)
問題等あればお手数ですがお知らせください。
集合写真等は私のフェイスブック(KEI SUZU ISHIKAWA)にあげようと思いますので、関係者の方はご連絡ください。
来年はビーチBBQ、ぜひやりましょう!皆様のまたのご参加お待ちしています。
(私はたぶんいないけど>_<)


読んで頂きありがとうございました。
ではまた!