May 26, 2019

読んだもの見たもの2019年5月


今月はもう読み終わる本がないと思うので、早めに投稿。
読める時間は作れるはずだけど、読む集中力がなくなってきてて心が荒む。
仕事と関係ない世界に一瞬で飛び移れるような、そういう精神的余裕が欲しい。

  • シンギュラリティはまだだいぶ先かな

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)
松尾豊

一通り人工知能の基礎は拾ってあって、一般向けのキャッチーな本くらいの内容は知っているつもりだったけど、知らないこともいろいろあった。人工知能分野の歴史と、深層学習の基本的な内容についても解説されていて良い。とても基礎的な話だと思うけど、「情報」が指すものが、本の文章などのテキストデータや、数値だけではなくて、たとえば”ある地点の天気も情報である。そしてある地点の天気が他の地点の天気に影響がある時「情報量がある」という。”っていうのが、わかって居たようでわかっていなかったと思った。。

生物から見た世界 (岩波文庫)
生物から見た世界 (岩波文庫)
ユクスキュル クリサート
岩波書店

他の生き物が世界をどう見ているかが気になっている。書評は「松岡正剛の千夜千冊」に詳しいので割愛。この本ではなかったかもしれないけれど、人間は様々な環世界を行き来しながら生きている。という感覚で世界を掴むというのが、しっくり来る。あと、他人の事を理解したいと時々思うけれど、他の生物はそれぞれ「魔術的環世界」に生きているから、理解なんてできるわけないなと思ったり。ユクスキュルとかコンラート・ローレンツとか高校生の頃によくわからんけど面白いとおもってたけど、今読んでもやっぱり面白くてよくわからん。




  • ゴーストって何。
ゴースト・イン・ザ・シェル (字幕版)
ゴースト・イン・ザ・シェル (字幕版)

映画。Brain Machine Interfaceの話が気になって、これ見たくなった。CGとかブレードランナーっぽいなぁと思った。あと、実際にはあそこまで建物は高くならないだろうな将来も。特に東京は。地震のリスクも、9.11の貿易センタービルみたいなリスクを考えるとコストが大きすぎる。ストーリーはそこそこ。アニメより実写+CGだとグロさが増す。
「ゴースト」は脳に機械埋め込んでも、生き続ける。ゴーストってなんだろう。ヨガでいう心とも身体とも別の魂のことか。福岡伸一のいう動的平衡の中で、記憶するネットワークか。


  • 今月のダンス動画

5月は爽やかな曲が多い気がした。

Kelly Clarkson - Broken & Beautiful | Jojo Gomez Choreography | DanceOn Class

Jojo Gomez の振り付けはいつもemotionalでとても良い。Kelly Clarkson の曲の歌詞も力強くて良い。これだけ素晴らしく踊る人たちもみな悩みながら踊っているんだなぁと。それを振りの中で身体と表情でこうやって表現できるの素晴らしい。


Ciara - Thinkin Bout You feat Ciara | Brian Friedman Choreography | Millennium Dance Complex



曲も楽しくて、可愛くて好き。Kaycee and Sean の踊るのは 5:00 くらいから。Brian Friedman の振り付けを踊る2人が好き。


If I can't have you - Shawn Mendes | Kaycee Rice Choreography
 
Kaycee 振り付け、Sean 撮影・編集。この曲も爽やかで、サムネが全て。


2018年に、Kaycee とSeanが出ててハマったWorld of the Dance.
今年はこのグループに見入ってた。

The Crazy 8's Perform Powerful "Burn" Routine - World of Dance 2019 (Full Performance)

カリフォルニアのOrange Country の一大ダンススクール(OCPAA)のメンバーのうち、10-12歳のトップダンサーの子8人が踊る。柔軟さを活かした技も、振りも移動も毎度完璧。
放送では、Naia Parker という子がSelective mutism : 場面緘黙症 を克服していく様子が注目されているけれど、どの子もすごく踊りが上手くて何度でも見てしまう。3つか4つあったダンスの中で、これが一番好きだった。
この番組で中心的扱いになっいて最年少でターンがとても美味いNaia Parker と、実は技術も表現力も舞台映えもする Kendyl Fay (最初にクローズアップされる金髪の子)の二人が世界を作ってく感じが本当に良い。
Kendyl は100人以上居るOCPAAの中でも何度もグループダンスのセンターを努めていて、本当に遠目で見ても華やかで力強い踊りをする。Naia はちょっと繊細な感じで、ターンの線がとてもきれい。全然性格の違いそうな2人のエンディングが最高だった。