Jan 7, 2025

結婚式の記録

    


自分は結婚式はしないだろう、と思っていたけれどやってみたら(とても大変だったけど)満足いくものができたので、準備の内容やその時の思いも含めて記録にしたい。


  • なぜ結婚式をしようと思ったか?

母親が「結婚式はした方が良い」と2回も言ってきたから。普段は「⚪︎⚪︎しなさい」とほぼ言わないのに珍しいなぁと思い、そんなに言うならやってみるかと思って覚悟を決めた。
結婚式をやりたくなかった理由はたくさんあった。家父長制にはひとつひとつ抗っていきたいと思っているのに、結婚式にまつわる意識もしないような細々したことの一つ一つに嫌なものがあるイメージだったから。嫌なことにひとつひとつ争って変えていくのが大変すぎる、と思っていたから。実際に、「なんとなくなんか嫌だ」みたいなことは、あちらこちらに散らばっていて、それをなぜ嫌なのか、やらないなら代替としてどういうことを考えたら、来てくれる人に失礼なく楽しんでもらえるか、をずっと考えていた。
とはいえ、こういうイベントの企画は好きだし、自分の好きな家族や友人、同僚にどうしたら楽しんでもらえるか、どうしたら自分たちらしい1日にできるかを考えるのは、楽しかった。
結果的に、家族の出番が両家ともたくさんあって、いろいろな場面で協力してもらえて、ほんとうにいい日だった。

  • こだわり:嫌なことをしないこと

「嫌なことをしない」ことを徹底的に考えた。自分がやりたくないこと、親がやりたくないこと、どこに嫌なことがあるのかを探して拾って、代替案を考えていったら結果オリジナリティのあることがたくさんの良い1日になったと思う。例えばこんなことが嫌だった。
    • “家と家”の結婚式になること
      • 案内看板や招待状を「⚪︎⚪︎家」表記にされる
      • 式の締めを両家親が挨拶する
    • 男女に差のある結婚式になること
      • 母にヴェールアップをしてもらう
      • 父とバージンロードを歩く
      • 新郎がバージンロードの先で待っている
      • 兄弟の出生順の表記をできるだけしない
      • ブーケトスで女性だけ前に出さされる
      • 男性上司だけが挨拶をする
      • ケーキバイトのスプーンのサイズが違う
    • 派遣司祭がする挙式
    • 誓いのキス
    • 新婦だけが両親への手紙を読む

      • こだわり:家族連れが気楽に楽しめること

      子供の間にいった結婚式は、印象に強く残っているので、10代20代の子供が満喫できる式だといいなと思いながら準備した。子供用のグッズとかプログラムとか楽しんでもらえたと思うな。遠方の友人用に、スカイツリーのふもとに用意したペンションも楽しんでもらえたかな。

      • こだわり:儀式もプログラムも意味のあるものであること

      誰もが選ぶようなことは、自分たちの記憶にものこらないなと思っている。イニシエーションのような儀式がいっぱいあるけど、自分たちで考えて意味のある儀式はやって、意味のない儀式はしない、と思っていた。世間常識とのバランスは、パートナーがよくとってくれた。このへんのプログラムの調整あたりがけっこう大変だった。

      • いつ何を準備したか。どう考えていたか。

        • 2024年1月:結婚指輪

      ギラギラの指輪はつけにくいし、ダイヤモンドをつけることにも興味がなかった。マザーハウスのアクセサリーはずっと好きだしこれからもいろんなものをつけたいので、あわせやすいゴールドで比較的細めのリングにした。もう少し太さのあるものでもよかったかもしれないけど指馴染みがよくて気に入っている。


      内側に入れた刻印にはちょっとこだわった。記念日にゆかりのあるメートル法の理念から。「全ての時代に、全ての人々に」を意味するフランス語の«À tous les temps, à tous les peuples.» を入れてある。まぁ結婚生活の教訓みたいなものには何もつながらないけど。

      インドネシアの職人さんが制作してくれて2ヶ月後に届いた。



      • 2024年3月:会場の決め手

      会場は第一ホテル東京。決めた理由は3つくらい。
        • 都民共済の割引がきく会場だったこと:これで見積もり100万円くらい下がったから大きかった。もうその事業が休止になってしまってとても残念だけど、これがなかったらここの会場はまず候補に入ってこなかったと思う。会場割引はなくなったけど、ドレスやタキシードのレンタル、お花、引き出物も安価に手配できるブライダルプラザは最強で、全体としてコストパフォーマンスよく満足のいく結婚式になったことの大きい理由の一つがこれだと思う。


        • 依頼した牧師で行う式ができること:いくつか下見をしたホテルでは、基本的に式司をするのは、ホテルが用意するキリスト教ブライダル宣教団から派遣される(ちょっと発音に癖のある)司祭しか担当できない所ばかりだった。安全管理の観点もあるだろうけど、調整が大変だからだと推測している。キリスト教になじみのある両親は、派遣司祭で式するくらいなら式やらなくて良いというのが意見だったから、牧師の依頼(「持ち込み」と言われていた)ができるかどうは、挙式をやるかどうかの条件だった。司祭以外の聖歌隊や演奏、介添を担当してくれたとブライダル宣教団の方々は、すごく協力的で本当に良かった。

        • 妹のお気に入りのホテルだったこと:宝塚歌劇のイベントがたくさん開催されるホテルで妹が何度も来たことのある宴会場が披露宴の会場だった。妹は契約前の打ち合わせにも、契約後にも何度も会場に来てもらって手伝ってもらった。準備のために何度も通うことになるなら、手伝ってくれる妹も気に入る場所で、いくだけで楽しい場所のほうがいいなと思って。
      お茶会と同じ宴会場

      他に、遠方からくる親族・友人が来やすい東京駅周辺であることも理由の一つ。
      そして終わってみて本当によかったのが、プランナーさん。もう現場をほとんど担当しない、ウェディング部門のトップの方に担当いただいた。牧師持ち込みしたり、料理の素材持ち込みしたり、ウェディング部門だけで決められない調整事項も多かったけれど、部内で決められることはすぐに担当プランナーさんが決められて、外の組織の調整も早かった。気軽に相談できてすぐ決めてもらえるのは、本当に準備のストレスがなくて最高だった。ご趣味と私の仕事にも関連があって式と関係のない共通の話題もあって準備も楽しかった。

      • 2024年4月:ウェディングドレス・アクセサリー・ブーケ・メイク



      ドレスはブライダルプラザで5万円せずにレンタルできたのがめちゃくちゃ満足度が高くて、最高なポイントだった。華やかでクラシックな会場にあわせて、サテンのロングトレーンのもの。ブーケはおすすめされてバラのクラッチブーケに。



      アクセサリーは親戚から母が譲り受けた、シンプルなパールの一連ネックレスと、揺れるパールのイヤリング。メイクをどうしたいかがわからなすぎて一番こまったけど、顔の形の似ている安達祐実の写真を何枚か探していったらいい感じにしてくれた。

      • 2024年5月:カラードレス・アクセサリー・ブーケ・メイク



      ピンクのストライプのドレス。
      カラードレスはブライダルプラザの選択肢はあまりおおくなくて6着試着して選んだ。はっきりした色を着たかったけど、ちょっと古い感じのデザインのものとかゴテゴテのものは着たくなくて、さっぱりとした雰囲気のこれを切れてめっちゃ満足している。スカートの部分はストライプで、胸元はチェックみたくなっているのも気にいってたところ。

      髪型はめっちゃ悩んで、ベロアのリボンをつけて上に、カラーを茎ごとぶっさすスタイルにした。ちょっとかっこいい感じにしたかったから。当日トラブルでお花屋さんのつくってくれたカラーの花がリクエストとちがったんだけど、手早く再入手して作り替えてくれて、メイクのお姉さまめっちゃかっこよかった。真後ろからの写真ってあんがいないな。

      指輪に、おばあちゃんがよくつけていたピンクの石のでかいのをつけた。



      • 2024年6月:WEB招待状発送

      招待状はこの4月から第一ホテルに導入されたWEB招待状で。紙の招待状いやだーと思っていただから、ナイスタイミングだった!あとから気づいてとても嬉しかったのが、参加者のみなさんが画像つきのメッセージを送れる機能がついていて、そこにそれぞれ思い出の写真を入れたりとして、メッセージを送ってくれたのがよかった。準備が大変でしんどくなってきたときの心の支えになった。

      • 2024年7月:科学博物館前撮り

      これは、もし結婚したら絶対にやりたい!と思っていた数少ないイベントだった。そして、当日も仕上がりもめちゃくちゃ満足している!Photoraitに書いたレビューはここから。科博の利用料金とかそこそこかかったけど、体験としてこれは本当に良かった。両親がコロナにかかっちゃって来れなかったのが残念だったけど、その分、義母が会場内に入れたからよかった。
        • 満足ポイント:希望の場所たくさんでいろんなカットを撮影。
      撮影可能場所がけっこう狭く指定されているのだけど、リクエストを出せば意外と通るというのが後からわかって調整してもらったので、けっこう手間をかけてしまったけど、サンゴ礁に関わる展示とか、記念日に関連する展示とか、めちゃくちゃマニアックな気に入っている場所も選べたのがすごくよかった。サンゴの前の写真がめちゃくちゃ良い笑顔で、最高の一枚。 
       
        • 満足ポイント:パンツ&ガウン&マントのめちゃくちゃカッコ良いドレス
      めっちゃカッコよくて素敵なカメラマンさんが、自分のためにデザインしてオーダーして作ったドレスが、サイズもぴったりで、これを着れたのが本当に最高だった。本当にセンスがいいパンツドレスで本当に感動している。

       

      マント姿を後ろから

      前はこんな感じ
      ガウンもかっこいい

      ガウンスタイルを前から

      前撮りの満足度、爆上がりだった。衣装試着の時の様子とか当日の様子を、メイクさんがブログに書いてくれている。 衣装デザインしたカメラマンさんが貸してくれたイアリングもとても素敵。
      この日のメイクが一番よかった。ちょっとマットな感じ。

        • 満足ポイント:このカットならこう使うよね!がよくわかるバリエーション
        たった2時間の撮影なのに8箇所以上撮影して、仕上がりのカットも本当に捨てがなくて、このカットはプロフィールブックのここにこう使える!みたいな使用シーンがそのままイメージされたみたいなカットがいくつもあって本当に使いやすかった。これをつかってつくった、ウェルカムボードも、待合室用のアルバムも、プロフィールブックもどれも満足。 

      メイクさん1名、メインカメラマンさん1名、アシスタントさん1名のコンパクトなチームで、めちゃくちゃ手際がよくて、明るくてテキパキしてて、すごいすごい、ってずっと言いながらの撮影でした。楽しかったなー。科博の職員さんも2名ずっとついてきて照明や鍵の開け閉めをしてくれていてありがたすぎた。夜、閉館後の科博に入れるというだけでテンション上がるし、撮影は楽しいし、仕上がりは良いし、ドレスはかっこいいし、で本当よかった。大人は楽しい。

      • 2024年7月:会場創装花・テーブルセット
      ここはパートナーにお任せ。近場の友人が持って帰ってドライフラワーにして楽しんでくれたと聞いて嬉しかった。

      サテンのナプキンが綺麗だった

      そういえば海とサンゴ礁みたいにしたかったんだった

      • 2024年7月:料理・ドリンクメニュー・ウェディングケーキ

      諸事情で試食会に行かなかったので、ここもパートナー家族にお任せ。義父がだいぶグレードアップしてくれたのもあり、皆さんの満足度がめっちゃ高かったようなので何より。
      私はお腹いっぱいになって帰って欲しかったので、パンを増やした。ドリンクはデフォルト、ウェディングケーキも特にこだわりなく普通のにした。こだわったのは1箇所。
        • 持ち込み「キャビア」をオードブルにつかってもらう
      おばさんの育てているチョウザメから収穫したキャビア。私も親族もほとんど食べたことがないこのキャビアをみんなに食べて欲しくて料理長に頼んで使ってもらうことにした。料理のプランをあげて、もともとキャビアがあるコースにしただけで、意外に調整がスムーズでびっくりだった。 
      メニュー名も変えてくれて「ズワイ蟹と彩り野菜のジュレ 愛媛県産法皇キャビア添え」にしてもらった。司会の人にも紹介してもらって、喜んでもらえたみたいで何より。

      • 2024年8月:挙式プログラム決め


      結婚式準備の中で、ここまでできるんだ!と思ったのがこのパート。子供の頃を知っている牧師に式を頼み、聖歌隊と介添えさんはブライダル宣教団から派遣いただいた方にお願いした。
      基本的な挙式の次第から、いらないものをいろいろ抜いて、讃美歌とお話しの時間を増やした。讃美歌も牧師のおすすめの中から4曲ぐらい選んだらどれも対応してくれてびっくり。
      まさかの階段のだいぶ上から降りないといけなくて、だいぶ時間がかかっちゃってよたよたしながら歩いた。グローブとサテンのスカートとクラッチブーケを片手に持って、12cmのヒールを履いてあるくっていう困難。しかもグローブとスカートがすべるすべる。みんなに大丈夫か・・・?て心配されてた。
      裾踏みすぎてそれどころじゃないが、雪が降っていたらしい
        • 讃美歌:312番「いつくしみふかき」
      定番曲も1つくらい入れておこう。
        • 聖書:マルコによる福音書5章2~9節
      この箇所、墓場から人が出てきて喚きまくるのをイエスが名前を呼んで鎮める。という場面なんだけど、文面があまりにも結婚式ぽくなさすぎて、私もびっくり親もびっくり、そしてたぶん宣教師団の人がいちばんヤキモキしていたと思う。
       
        • メッセージ
      この聖書の箇所から導かれる「名前を呼ぶことの大切さ」を話してくれて、わかりやすくてニコニコニヤニヤしながら聞いた。
          • 誓約・指輪交換・宣言
        シンプルに指輪を交換し、先生に私たちだけのオリジナルの宣誓の言葉をもらった。同僚たち曰く、パートナーへの宣誓のメッセージのパワーがすごかったとか。たしかに私へはサラッとだった。笑。この宣誓のメッセージは本当に牧師宣誓にきてもらわなきゃできないことだったから、嬉しかったなー。
        先生にもらった候補曲のなかから、歌詞がよかったものを選んだ。ぶどうの枝のくだりは、おじいちゃんも好きな聖書の箇所。夫婦のことだけでなく、世界の平和をねがう歌なのが選んだポイント。でも、マイナー曲すぎてみんな知らなかったから、練習しておいて!って言っておいてもよかったかな。
        最後は一番好きな頌栄曲。終わりっぽいし。

        中学生の頃を知っている先生にこうやって式をしてもらうのは本当に嬉しかった。準備で何度か久しぶりに教会に行ったのもよかった。ドレスが歩きにくすぎてどうなるかと思ったけれどどうにか転ばずには済んだので結果オーライ。ホテルのロビーが会場だったから、みちゆく人にも祝ってもらったし、広々としたところに100人近くの人に集まってもらって、フラワーシャワーしてもらうのも楽しかった。意味のある、私たちだけの儀式になった。

        • 2024年8月:披露宴プログラム決め

          • 母たちのピアノ連弾
         
        両母がピアノを弾くので、そっと頼んだら二人で弾いてくれました!すごくうれしかった。両母とも忙しいなか二人で練習時間をとって準備してくれたのがよかった。
        フォーレ作曲、組曲「ドリー」の全6曲のうちの最初の2曲「子守唄」「ミ・ア・ウ」。フォーレ(1845〜1924)は20世紀初頭のフランスの作曲家で,この組曲は、子どもの健やかな成長を願い、子どもの誕生日に毎年1曲づつ作曲されました。このうち,「子守唄」は赤ちゃん,「ミ・ア・ウ」は喋り出したり、歩き始めた子どもをイメージした曲。2人の小さい頃の思い出と、これからの幸せを願って。


          • 妹と退場
        この瞬間が一番テンションが上がったといっても過言ではない。笑 選曲はBEGIN「オジー自慢のオリオンビール」コロナの時に二人で踊った曲。沖縄に馴染みのあるお客さんたちもそうでない人も手拍子でたくさん写真を撮ってくれてうれしかった。
         
          • 新郎妹のピアノ演奏でお色直し再入場
        義妹もピアノが上手で、お色直し入場曲をピアノで演奏してくれました。私は見たことがなかったけど劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンの曲でWILLのピアノアレンジ。オリジナルで編曲してくれてると思うけどこれが近い感じ。 
         
        いろいろ準備協力してくれた妹も嬉しいし、自分の時間を使って練習して演奏してくれるのが本当にありがたいなぁという瞬間瞬間だった。二人で挨拶して始めて、乾杯挨拶は、新郎父から。あとは無難にケーキカットしたり、テーブルラウンドしたり。


        披露宴中に寝ちゃった子供にベビーベット出してくれていて、会場スタッフ天才すぎたし、子は可愛すぎた。花束と手紙を渡して二人で挨拶して終われたのもよかった。パートナーは挨拶とっても上手だった。


        細々としたやりたくない、なんとなく家父長制みたいな要素が多いのがここのパートで、振り返ってみたらなんてことはないのだけど、打ち合わせはけっこうしんどかった記憶ある。
        「花嫁の手紙は読みません」とか「ケーキバイトしたくない」とか、理由の説明しにくいやりたくないこと言わないといけなのが大変だったけど、あまりイベントものを推してこないし、意図を汲んでやりたくないことをやらなくてもカッコのつく方法を提案してくれるプランナーさんでとても助かった。振り返ったら披露宴も全部、嫌なことがなかった。

        会場全体。こんなカットあったんだ

        • 2024年8月:ウェルカムコーナー

        みんながいろいろ作ってくれて思いのほか賑やかになってとてもよかった!
          • 父作、万々歳の書
        最近、書道にハマった父。まさかこんなでかいのをつくってくるとは思わなかった。篆書で気に入っためでたい文を探してきて、書いてくれたもの。司会さんにも紹介してもらった。 前段はお祝いの気持ちを込めた万歳、後段は中国の詩人の李白の李白の「山中にて幽人と対酌す。」から。
          • 同僚作、似顔絵キャンバス
        超偶然私たちをつないだ同僚が書いてくれた!めちゃくちゃ忙しいタイミングだったのに、何もしなくて大丈夫だからと伝えてあったのに。書いてくれたのすごいうれしかったーーー! 人生で似顔絵描いてもらったのは初めてで、いろんなプロフィールに使っている。


         

          • 前撮りアルバム&ウェルカムボード
         前撮り写真を親族控え室で見れるように作ったアルバム2冊と、ウェルカムボード。現場スタッフさんがいい感じに並べてくれていて満足。 

        ブライダルプラザで頼まなきゃいけなかったお花もここで使った。案内板が直前で「家」の名前になっていたのもギリギリ気づいて名前にかえられたのでよかった!

        • 2024年8月:プロフィール・式次第ブック

        これは「ココナラ」でデザイナーさんに依頼した。自力でできるかな?と思っていたけど全然無理で、依頼して調整するのも本当にけっこう大変だった。似顔絵描いてもらったのもつかえたし、前撮り写真もたくさんいれられて満足!これ作ってみて、会社のデザインチームの実力ほんとうにすごい、いい仕事してもらってる!ってあらためて感動・感謝でした。



          • 2024年8月:引き出物・見送りプチギフト・子供グッズ

            引き菓子と縁起物はホテルのプランで選ばないといけなかったからパートナーに選んでもらった。引き出物はブライダルプラザからリンベルのカタログギフトを。無駄に缶がついててかわいかった。見送りプチギフトもブライダルプラザで鶴の金平糖を。予算的にけっこうかかったから、この辺もう少しこだわって安く済ませてもよかったのかも。

              • 子供でも引き出物が欲しいよね?
            子供が楽しんで帰ってもらうのが大事だったから、子供にも自分の「引き出物」をわたしたくて結構考えた。中身は首から下げられるようにした「写ルンです」とパートナーの好きなお菓子と、おかめとかのお面柄のパックにした。あと小さい子にはシルバニア。パックをその場でつかってくれた子とか、インスタントカメラはみんな会場でつかってくれてたから嬉しかった。良い思い出になっているといいな。

            これは未就学児向け


            • 2024年8月:席次・席札メッセージ

            子供が見えやすい位置になるように工夫した。熟睡した子にベビーベットとか出してくれてて、ホテルの対応も最高だった。席札メッセージは、シールに書いたけどもっと早く作業しとくんだったと後悔した。

            • 2024年8月:プロフィールムービー

            ここはパートナーにお任せ。意外に昔の写真が少なくて困った。

              これが地味に直前にめっちゃ悩んだ。悩んだ分、みんなが最後みて泣いちゃうくらい、いいものになった。新郎妹がすごく素敵にうつっていてほんとうよかった。
              当初、出席者の名前を全部入れていたんだけど、並べ方とかを長兄から並べないと…とかって考えていたらめちゃくちゃ違和感があって、これ私がやりたいことと違わない?と思って、3日前くらいに名前を外し、自分たち二人よりもとくに子どもの参加者の一人一人の表情がわかるように撮ってもらったのが、振り返ってみてやっぱとてもよかった。

              • 2024年9月:美容(ピラティス・シェービング・皮膚科)

              エステの広告が山ほど流れてきたけど、5月からピラティスに通って背中と二の腕を鍛えていたら気づいたら結構良い感じに全身も痩せてよかった。皮膚科は真面目に数ヶ月薬を塗ると全然違う。ちなみにどちらも式後にやめたら1ヶ月で肌は荒れたし、3ヶ月で体は元に戻った。
              脱毛には興味がなかったので、良いシェービングに行きたいと思って、ホテル・ニューオータニのヘアサロン大野へ。3時間くらいかけてふわふわの泡を刷毛で塗られながらしたシェービングはめちゃくちゃ良い体験だった。隣から政治家の雑談が聞こえてきたのも面白かったし、ちょうどニューオータニでされていた三越外商さんたちが高級品を売りまくるイベントに潜入できたのもなかなか最高だった。

              • 2024年10月:写真館アルバム完成
              式の合間に撮っていた親族集合写真、夫婦二人、双方と家族、両家、ウェディングドレス、カラードレスの写真館写真6セット。フルパッケージでした。

              • 2024年12月:スナップ写真アルバム完成

              写真は前撮り写真と一緒にgoogle アルバムに共有していたけど、やっぱり紙のものも欲しいかなと思って、終わってだいぶ経ってしまったけど、親族の分のスナップ写真から36ページのアルバムを作っている。完成したらお礼と一緒におくりつけようと思う。



              これで一通り振り返り終了です。書くのも疲れたー。一大イベントでした。おつかれさま!




              Dec 30, 2024

              2024年11月12月の記録ー2

              秋冬のお出かけたち。
              10日は比較的はやめのファンクラブで、9日は追加で。milettちゃんもチケットだんだん取りにくくなってきたなー。人気出てきてうれしいけど、チケット取れないの悲しい。

              当日行ってみて、挨拶のときドラマーさんがすごいガッツポーズしてるなーと思ったらレミオロメンのドラムの人だった。3月9日もいいけど、レミオロメンはスタンドバイミーがすごい好き。配信で、3,4日前にきた代打依頼、どうやって受けたかとおう話をしていたかを言っててすごかった。20曲分実質2日でさらったらしい。

              そしてmiletちゃん。体調あんまり良くなかったっぽいけど、けっこう苦しそうな感じが出てたなー。オープニングのLove When I Cry はすごくかっこよかった。
              Who I am はこの秋好きな1曲。
                • 10/12-13 至仏山巻機山
                恒例になりつつあるエキサイティング山登り。今年もなかなかにハードだった。

                • 10/18-23 三宅島八丈島
                からの2週間連続旅行!
                初めて完走した「虎に翼」明治大学が舞台だったので見に行った。思ったよりだいぶ小さい展示だったけど良き。
                • 11/10 東京競馬場
                同僚が馬好きなので、2回目の東京競馬場。馬やっぱ可愛いし、楽しいなー。
                11月のデートはこれ。再入場曲に引いてくれたピアノ曲の元ネタ。京都アニメーションの絵を大画面でみられてよかった。手紙を書きたくなるアニメ。
                • 12/1 NAHAマラソン
                今年も完走したぜ!誕生日デートはこっち。フィジーのナバラを思い出すような、パラオの海を思い出すような、なぜか懐かしい映画だった。
                今年のクリスマスイブデートはこっち。あんまり調べずに言ったら大きすぎてびっくりした。
                さすが東京圏最大なだけある。丹下健三の建築めっちゃかっこよかった。
                <映画・ドラマ>
                京アニの景色が綺麗すぎてすごい。
                怖い?と思っていたけど、大丈夫だった。なんか唐突に見たくなったし、最近こういうサスペンスアクション系がみたい気分みたいだ。
                唐突に見たくなったSF。カーラが可愛い。
                坂口健太郎さまかっこよい。
                 コンユおじさんのティーザーと暗い雰囲気が良すぎて8話一気見した。
                • 映画版モアナ
                  モアナ2を見る前の予習に。Kayceeの踊るKyle の振り付けも好きだった。
                  MOANA - How Far I'll Go | Kyle Hanagami Choreography
                 ストーリーしんどすぎるのと長すぎてなかなかみられないけど、やっぱりみたいジスちゃんとヘインさん。


                <音楽とか>
                この秋の作業曲。1曲エンドレスリピートができるタイプ。舞台のかっこいいよう。

                アヒョンが強すぎて全体のバランスも大丈夫かいろいろと心配になるグループだけど、楽しそうで良い。


                • 登山Youtuber MARIiAさん
                最近ハマった。めちゃくちゃハードな山とかのぼってるのに映像めちゃくちゃ綺麗。しかも判断が冷静でカッコ良すぎる。
                最近みたところだとこれとか。
                【五竜岳】冬季ルート危険すぎて撤退者続出!?【ソロ登山】〔前編〕




                けっこう忙しくてでかけられなかったなー。と思いつつも。
                冬も、予定入れて楽しい冬にしたい。




                Dec 29, 2024

                2024年11月12月の記録


                11月はよく本を読んだ。
                少しゆっくりする時間があったので読書三昧でした。
                あと本にかけるお金はカウント外。必要にせまれて読む感じの本が多かった。
                考えているテーマは、「共感」「優しさ」「共依存」「アダルトチルドレン」「愛」「主体性」

                ちくまプリマー文庫に引用されていたパートがよくて本体を読んでみた。🌟
                「共感」とは何か?ということについて悩んでいたので、これを読んで一つの答えが出た気がした。


                好きなポッドキャスト、「となりの雑談」から本がでた!自分には理解できないものを理解して、未来に進む元気をくれる本。私は、スーさん側に近い考え方をするし、サクちゃん側の要素の大概は理解できないってなるけど、こういう人間もいるものか、、と思う練習をしている。サクちゃんは、自分のものの味方や自分がどう理解しているかをおだやかに説明できるところが良い。「穏やか」とか「優しい」というのはただ態度がやわらかいだけではないんだよな、とこれよんでいて思う。サクちゃんの表現は考え方は違っても、卑屈でも陰鬱でもないかんじがして良い。土の民のパートナーを見ながら、サクちゃんみたいな見方ができるようになってくれたらいいのになーとか、この本読んでほしいなーとかめっちゃ思うが、叶いそうにない。


                  • 世界を、こんなふうに見てごらん日高敏隆 (著) 
                  「観察」とはどういうことか、ということを考えたくて買った。日高敏隆といえば動物行動学で有名。最終講義やエッセイがまとめれていて装丁も良い。
                  「なぜをあたため続けよう」が良かった。まだ動物の行動が人の目線でみられていた時代、まったく想像もつかないような生活をしている生き物を動物の感覚から考えることをしていた人のものの見方が、生前最後の1冊にまとまっていていい本だった。


                  • 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら 東畑 開人 (著)
                  生活の中で身近な人をケアしなければいけなくなった時に必要な技術。あとで要点まとめたい🌟


                  「雨の日の心理学」はエピグラフが良い。そのエピグラフの一つで良かったものがあったので本体読んだ。「優しさ」とは何か、共感とは何かをずっと考えていて、この人の優しさについて共感についての言葉が、とてもやさしくてよかった。
                   物も人も近くから、最大限に厳粛な気持ちでじっくり観察する必要があります。それらを私の内に取り込み、人格を与えるのです。
                   優しさとは、人格を与える技術、共感する技術、つまりは、絶えず似ているところを見つける技術だからです。

                   


                    • カウンセラーは何を見ているか (シリーズケアをひらく) 信田さよ子 (著)
                    信田さよ子さんの本は一度読んでみたいと思っていたけど、ど真ん中の母子関係とか共依存とかのを読む元気がなくて、まずは編者が信頼できる「ケアを開く」シリーズから、カウンセラーがどういう仕事をしているかという一冊。精神科での経験も面白いし、本を書くのはカウンセリングルームの顧客獲得のためと言い切っているのが、逆に安心して読める。ここで信田さんは「共感」という言葉をつかわないとか、感情を特権化しないとか言っている。こういう「共感」のほうが私は理解できる。これは技術で訓練で身につけることができる。
                     私にとって共感は、クライエントの置かれた"状況”を類推することで、あたかも私が同じ”場面”にいるように感じる、という結果をだどる。<中略>
                     目の前に座っているクライエントの「感情」を推察して入り込むのではなく、そのとき生じる自分の「感覚」にこだわってきた。それを邪気したクライエントの言葉を文章として、読解し、構造化し、想像力を駆使して、私なりに映像化しようと試みてきた。


                     

                    「共依存」について一番知られている一般向けの本な気がする。「共依存」といことばが、アルコール依存症に関連した言葉としてどう使われてきたか、「アダルトチルドレン」と関連してどういう状態を示すのか。言葉の使いかたについて信田さんがどう思っているか、フェミニズムと関連して共依存について注意してみていることは、など。これ一冊ではわからないことがまだまだあるけど、一つまとまって共依存というテーマについて読める一冊だった。ここまでの理解とは、共依存とは主体性を失っていく苦しい関係性、という理解。中盤にでてくる「パターナリズム」という概念が新しく得た知識で、結構大事だと思った。パターナリズムの特徴とは以下。
                    1. 自己と対象の意思を同一視することから成立する。
                    2. その行為は善意・良識に従ったものである。
                    +世話やケアの対象は無知であり判断力を欠き、世話やケアする側はそれを有しているという前提。そこに発生する非対称的な関係、権力が含意されている。



                    • 自己否定をやめるための100日間ドリル 坂口恭平 (著)
                    ネガティヴな話と理想主義とセットの自己否定をし続ける話を聞くのがしんどすぎて買った。双極性障害を公言している坂口恭平さんの本は前にもウツを抜ける時に料理をしていた本を買ってた。自己否定する仕組み、そこから抜け出す仕組みがまとめられていて良かった。なんだかリラックスしている時に楽しそうに自己否定しているな、なんなんだこれは、、と思いながら観察していたのだけど、それに対して少し理解が深まった。ここではこんな風に言ってた。
                    自己否定とは幼少のころから少しずつ身につけた生き伸びるための技術。
                    自己否定は「葛藤」を引き起こすためだけけにあり、それ以外は意味がない。そして「葛藤」の役目は、私たちが本来向き合うべき問題から目を逸らすことにある。<中略>その葛藤は、「さびしさ」を隠すためにある。
                    ここまで書いて思い出して、あとカウンセラーさんの話を聞いて思い出したけど、自己否定について肯定的な見方を提示すると再度否定されるのなんでやま思っていたけど、己否定する理由が、「さびしさ」を隠すためなら仕方ない。自己否定する自分まで認めてほしい、ということならひたすら復唱して受け入れるしかないなぁ。


                    教科書っぽい構成の本。15章くらいでできているが、各章にエクササイズの質問がついていて、自分自身について振り返りながら読めるのが良い。



                    • 利他・ケア・傷の倫理学 「私」を生き直すための哲学 近内悠太 (著)
                    ケアとは何か、利他とは何か。倫理学ではどう考えるのか、を知りたくて。
                    定義を少しずつ書き換えていく表現方法が面白かった。冒頭の定義は
                    「利他とは、自分の大切にしているものよりも、その他者の大切にしているものの方を優先すること」
                    そして、ケアや傷についての考え方を整理しながらたどりつくのは、
                    「利他とは、相手を変えようとするのではなく、自分が変わること」


                    詩集を送りたくて探していたもの。最果タヒさんは2017年ごろに She is というウェブメディアで詩のグッズをつくっていて、このメディアが好きで知った。気に入ってもらえたようなのでとても嬉しい。


                    アメリカ、フランス、日本、イランの4カ国において「論理的思考」とはどういうものだと捉えられているかを、高校までの作文教育の内容で、比較分析した本。理系、論文の世界ではアメリカ式の「論理の型」が当然だとおもっていたが、日本の教育現場も含め全てが同じではない。特に日本の感想文が、アメリカやフランスの型のような論証の形をとらない。というのは、これまでの違和感とあっていた。
                    ここで重視されるのは社会の構成員から「共感されるか否か」である。
                    ・・・共同体を成り立たせる親切や慈悲、譲り合いといった「利他」の考えに基づく個々人の「善意」が社会領域の道徳を形成する。道徳形成の媒体となるのが「共感」である。

                    日本社会の動き方が対立を避けたり、他者の感覚を自分のもののように取り込んで感じることによって、他者の期待を理解しその期待に応える行為で成り立っている。それを実行する手法の一つが、共感に重きをおく「感想文」だ。ということらしい。


                    • 地図でスッと頭に入るオーストラリアと太平洋の島々 
                    モアナの映画を見て、久しぶりにオセアニア・メラネシア・ポリネシア文化について学びたくなった。



                    積読中
                    雨の日の心理学のエピグラフの中に出てきたオルガトカルチュクは、2018年のノーベル文学賞受賞者。受賞作を読んでみるかと思って。

                    内容も気になるが、文字組もなかなかすごい。

                    • 問いが世界をつくりだす: メルロ゠ポンティ 曖昧な世界の存在論 田村正資 (著)
                    応援したい元哲学者の本。

                    • 共依存の倫理―必要とされることを渇望する人びと小西 真理子 (著)
                    博論をまとめた一冊。「共依存」について引用も多いので概観できそう。

                    パターナリズムについてもっと知りたいと思ったけど、適当な本が全然見つからず。引用にあったこれを探してきた。

                    • ヤンキーと地元 ――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち (ちくま文庫) 打越正行 (著) 
                    上間陽子さんと同様に気になっていた沖縄をフィールドにした社会学者の方の本。読みたいと思っているうちに亡くなってしまった。

                    上間陽子さんの「海をあげる」「裸足で逃げる」は泣きながら読んだ。今気になっている二人の対談。

                    タコとの精神といえば読まずにはいられない。


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