Jun 7, 2022

2022年5月の記録

少しずつ身体のエンジンがかかってきたような感覚。

一方でこのままアクセル踏むとよくないなという気持ちもある。

本読むペースがあっという間に落ちたけど、まぁ動けるうちにうごいておくか。


  • お辞儀する鹿みるとしゃべる気がした

旅しながらその土地を舞台にした作品を読むのは良いですね。

鹿男あをによし (幻冬舎文庫)  万城目 学  


  • 生きることは食べること。食べることは生きること。


終末期を迎える患者さんが人生の最後に食べたい食事を、ひとりひとりにつくるホスピスでの話。食事を楽しめることで生きる力を得ていくひとりひとりの話を読みながら、病める日も健やかな日も、忙しさにかまけて「作業」のように食物を摂取する時間にしてしまわずにしたい。ひとりでもふたりでもだれかと一緒でも、食べる時をたいせつにしたいなぁと思うが、一人で食べる時間を大切にするのはなかなか難しい。

「近い未来に「死」が見え隠れしたとしても人が生きるということは前に進むことなのだ。」

人生最後のご馳走 (幻冬舎文庫) 青山ゆみこ 


  • 夢みたいにふわふわ喜んでいないで、どんなことがどう嬉しかったか、忘れないようにおぼえておくほうがいい(「祝辞」)

「生活」とはなにか、が最近のテーマみたいだ。生活のなかで立てる音が気になっていて、最初の「台所の音」の話は気分にぴったりだった。

他の短編たちも、物心ついて生活をしてそして世を去るときまでの時々の生活を繊細に描いていて良い。「一人暮らし」の名前で呼ばれたいおばあちゃんもいい。私もいつか孫なんてできる日があったら名前で読んでもらいたい。そんな日がくることはまだ想像できないけれど。

台所のおと 新装版 (講談社文庫) 幸田文 



お出かけ記録。今月は黄金週間に行った奈良の他にもいろいろと出かけていた気がする。


5/8 板橋区立熱帯環境植物館

案外、奥の深い植物園でのんびりとできた。

水槽コーナーが充実していてとても良い。南のおさかな大好きなんだろうなぁという人が丁寧に作り込んでいる水槽で置いているおさかなも、水槽のコンディションもすごくよくて、安心して眺められる。

となりの子供動物園高島平分園というのものぞいたけど、めっちゃちっちゃい本当に子供向けの公園だった。こどもとどうぶつがのびのびのんびりしていてよかった。

5/14 埼玉こども動物自然公園

埼玉探索の旅。笑ってないクォッカと、まったく動かないコアラと、やたら活発な親子ナマケモノがよかった。敷地広大だったけど、のんびりゆっくりできた。

5/22 埼玉県立近代美術館

埼玉探索の旅その2。溜まった水を反射して、雲と光とともに雰囲気を変える野外の構造物が良かった。晴れて暑かったなー。

5/25 丹沢大山

2年ぶりくらいか。2回目だったし、今回は天気がよくて焦らずいい感じのペースで登れた。さすがに長年色々な人が参っている場所だけあって、行きも帰りも道がよく整備されている。

帰りの大山寺で、重文の御本尊 大山不動像 を開けていたので眺めてきた。怒っていて強かった。紅葉シーズンでもないのもあって、お寺はとってものんびりしていて良かった。

5/28 筑波山

まさかの3日空けずに登山。こちらも2回目。後半かなり混んでたなー。先輩が弱りすぎていて心配でした。元上司は元気そうで何より。毎日毎日飽きるほど眺めているけど、登ってみると案外ちゃんと山だし、いつもは見ない山の北側の丘が見えるのはそれはそれで良い。職場は嫌いだが、やっぱり山の上から探しちゃう。あと、スカイツリーがとおくにぼわっと浮いているように見えて、双眼鏡持っていって良かった。

5/29 NCT127 2ND TOUR ‘NEO CITY:JAPAN - THE LINK’ @東京ドーム


ついに東京ドーム。祝賀公演!テイルも出れて本当によかった!
最近聞いてなかったので、復習してからいったけどやっぱり、Back 2 U とか初期の曲が好きだったなぁ。
サイドよりだったので、登場前にゴンドラに乗るメンバーとか、終わってマイク外すメンバーとか見れて胸熱。
メインステージの奥で踊ることが多くて舞台の1/3くらい見えなかった時があったのが残念だったけど、センステとかトロッコとか、バクステとかいろいろ使って見せてくれて満足度高かった。

この機会に好きなNCT127 

NCT 127 엔시티 127 '소방차 (Fire Truck)' Dance Practice

音も面白いけど、動きも面白い、なのにかっこよくてけっこうずっとみていた。もう5年も前か。。
あとドームでみたらlemonade も良かった。


コンサートでは見れてなかったけど、初期のgood thing も好き。この動画、公式とは思えないクオリティと再生回数の低さだけど何があったん。



この曲が一番よく聞いたかも。2016年を支えてくれた曲だった。Without you

2月3月、やっぱりぐったりしていたけど、
仕事もプライベートもやっと動け出してきていい感じかもしれない。

May 13, 2022

2022年4月の記録

通勤時間がのびて、片道2時間になってけっこう大変。

その分まるまる1時間は座って本を読める時間があるので、がんばって普段読めないような重めの本も読んでいきたいなぁと思っている。

今月はそれなりに数も質も読んだ気がする。


  • 「生きることが技術であるのと同じく、 愛は技術である 」

愛するということ  エーリッヒ・フロム  (著), 鈴木晶 (翻訳) 

愛は技術である、という考え方が気に入っている。状態ではなくて意志であり行動であるということを色々な方法で表現していて良い。長らく読みたいと思いながら読めなかったけどやっと読めたし、時折読み返したい。

  • 感染症・ウイルス・身体・生態系の連環

鹿の王 (角川文庫)  上橋 菜穂子  (著) 
映画見て気になったので、原作を読んだ。感染症・ウイルス・身体・生態系の連環をこんなふうに物語で表現できる想像力がすごい。同じ著者の作品は、前にも読んで、冗長なイメージがあったけど、映画で詰め詰めなのを先に見たせいか、ストーリーに肉付けされていくようで文庫版4冊の長さをあまり感じなかった。

  • 「これが存在というものの重みなのだろう」
リアルの私はどこにいる? Where Am I on the Real Side? (講談社タイガ) 森博嗣  (著) 
このシリーズってもう終わっちゃったと思ってたけど続いてたんだ!という感じ。今はメタバース全盛期で、やっと世界が森博嗣の世界に気づいた?という感じ。100年シリーズとこのシリーズがつながってきていい。曖昧にしか覚えてないからもう一度赤目姫読み返すかな。

  • やっぱり結婚しなきゃと思ったので

やっぱり結婚しなきゃ!と思ったら読む本 トイアンナ  (著), 金沢悦子 (著), 川崎貴子 (著) 
婚活マーケットに関する分析がわかりやすいが、すでに他の資料で読んだかなという内容が多かった。最新データはこちらの方が詳細(東京大学 プレスリリース日本人における未婚者の特性及び婚姻相手に求める要件について)。「不健全な精神状態になったとき、たいてい自分がやられて嫌なことを相手にする」という点、覚えておきたい。


お出かけたち。なんやかんやいろいろと出掛けていて忙しい日々だった。
  • 4/3 『SUPER JUNIOR Japan Special Event 2022 ~Return of the KING~』
まさか兵役も終わって15周年を超えた時に日本で9人もいるすじゅを見れるとは思わなかった。なんだかんだ初めてのリアルイベントだったので、イントロでめっちゃテンションあがったし、トークも楽しくてとてもよかった。みんな元気でお仕事できていて何より。


久しぶりの科博。なんか仕事っぽい気分になっちゃうので部署変わってからあまり行っていなかったけど、久しぶりの特別展も常設展も良かった。サファイアのバリエーションとか綺麗で、なぜ同じ構造で色が変わるかまで知りたかったけどそこまでの情報は出てなくて残念。

  • 4/15 milet live tour “visions” 2022 @国際フォーラムAホール
コロナ関連で延期になっていたツアーセミファイナル。2月に川口で行った時はアルバム発売日で皆知らない曲ばかりだったりしたけど、もう2ヶ月近くたって聞き込んでいったので、とても楽しかった。ライブらしさのある歌でとても良かった。


  • 4/19 高取山 宮ヶ瀬湖ダム 
年休取得したら、関東の山と灯台に行くシリーズ。ふもとまで行くのにやはり3時間ちかくかかってしまって遠かった。サクサクと高取山まで歩いて、サクサクと降りようと思ったら、宮ヶ瀬湖に降りる斜面がめちゃくちゃ急で階段が結構怖くてスリルあった。
ダムの情報センターのおじさんがキラキラのダムカードを自慢げに配ってくれたのが良かった。



動画たち。お風呂時間に色々と見れるの本当に良い。

  • Red Velvet 레드벨벳 'Feel My Rhythm' Performance Video
全員全盛期。とても良い。日本そろそろ来てくれないかなー。

  • 気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!』
ソン・ガンにハマったので続作。韓国気象庁を舞台にしたお仕事ドラマで面白そうだったというのもあるけど、パクミニョンが可愛くてカッコよくて、お仕事シーンが良かったので毎週楽しみに見てた。ソウルの公務員の結婚・不動産・生活のシビアさも垣間見れて切実。
韓国の気象はかなり日本側の地形にも影響されているようで見慣れない天気図が新鮮だった。

  • The Book of Boba Fett 
ベイビーヨーダ出てくるらしいって聞いてみてたんだけど、待ちくたびれて諦めそうだった。
秋からのマンダロリアンシリーズ3に期待。。

  • #soundtrack1
ハン・ソヒの強くてかわいいところよき。


ほかにも忙しかったのに、ドラマもそれなりに見ていてオーバーロード気味かもしれない。
どっかで一度ぐったりしそうなので、その前にペース落としたい。と思っている一方、仕事もエンタメも生活も頑張りたい、頑張らなきゃ、みたいな気持ちになっていて、あぁ春夏が来たなぁ。。という感覚。

文章を編集する仕事をもうちょっとできるようにやっぱりなりたいから、自分も描けるようにしたいけど、書きたいブログもかかないまま、また冬が終わったなぁ。。。



May 6, 2022

あおによし奈良

2022年5月、4泊5日の奈良旅行の記録

5/1 西の京

雨が降るかとおもったけど、曇り程度でなんとかなった日。薬師寺も唐招提寺も去年の秋に行っていたけど、ちょっと穏やかでいきやすくてよい。
薬師寺で「法話」を聞いたんだけど、とてもお話の面白い若手のお坊さんがテンションバリ上げで、良かった。うっかり写経セットをご購入。何より、外で見張っている先輩お坊さんがマスクの上からわかるニコニコ顔で眺めていたのが良かった。
唐招提寺の千手観音はいろいろ持ってて本当に手の数が多くて面白い。
夕食の橿原神宮の「旬菜かづ」さんも料理もお酒も美味しくて良かった。

5/2 吉野
電車でのんびり吉野へ。桜は終わっているので、人は多くないし見るものはいろいろ公開していて充実。金峯山寺の金剛蔵王権現は期間限定公開。裏の元の姿である如来や観音の穏やかさと比較して、青く荒々しいインパクトがすごかった。ゆっくりと眺められて良かった。
軽くハイキングして如意輪寺、後醍醐天皇陵へ。吉水神社、竹林院へも寄った。日本史は中学以来、南北朝は一番意味不明な時代だったけど、後醍醐天皇の恨み辛みが深いことはよくわかった。
行き帰りに乗ったロープウェイは日本機械遺産にもなっているらしく、軋み方、ワイヤーのたるみ方がかなり怖かったけど、100年近く使われ続けていると思うとなかなかすごい。
夕飯は「月雲」ここも雰囲気もすごく良く、お酒も料理も旨く、そして安い!旅行中、いろいろな日本酒をこれでもかと飲んだ。

5/3 飛鳥
1日自転車を借りてサイクリング。この度、昨日は南北朝時代、今日は飛鳥時代と、日本史に疎い人には混乱をきたすなかなかハードな日々。
風が気持ちよくて、田んぼの蓮華がよく咲いていて、ほんとうに気持ち良い1日だった。
どれも700年頃の墓とか建物とかで、本当なのか??と思ってしまったけど、最後に飛鳥資料館行って、調査資料を見ながらだいぶ納得した。資料館の展示は整っていて、リーフレットも可愛く、ちょっと足を伸ばしても最初に訪れるべきだった。
夜は奈良に戻って宿へ。ここでも日本酒9種飲み比べ。9本並べてもらってめちゃくちゃテンション上がった。ちなみに翌日も飲み比べしたので、奈良の酒はだいたい制覇した気がする。この旅で特に覚えているのは次の酒かなぁ。
  • いちのくら 鈴音 最近ハマっているちょっとスパークリングなタイプの日本酒。とても飲みやすく、味もしっかりしている。これは東北の酒。
  • 千代酒造 櫛羅 櫛羅というのは奈良の地名らしい。飲みやすかった記憶。
  • 長龍酒造 樽酒 吉野杉を使った樽でつくってるらしい。木の香りがすごくする。
  • 今西酒造 「みむろ杉 華きゅん おりがらみ生」これが一番気に入ったけど、普通の店売っていないっぽいな。ちょっとしゅわしゅわする系
めちゃくちゃいろんな種類の日本酒を飲んだ旅だった。あと10種類以上は飲んでる。もちろん梅の宿とか春鹿とかメジャーどころも良かった。

5/4  斑鳩

ひたすらに奈良公園エリアに行かない旅。自転車を借りて法隆寺エリアへ。
  • あまりに普通にありすぎてありがたみがわからなくなる 法隆寺五重塔
  • Best of 寂れ国宝(のんびりできて良い) 法起寺三重塔
  • 黒光する観音菩薩と本堂がかっこよい 中宮寺
そろそろ仏像見すぎて何がなんだかわからなくなりつつある。
エンタシス強めの法隆寺は、1300年近くも昔の木造建築というのが信じられないくらい普通にそこにあった。一方、法起寺はほとんど人がいなくてとてものんびり。寺務所の建物がちょっと崩れかかっていたところを見ると、やはりいろいろな時代で手入れされ続けて生き残っている建屋なんだなぁと感動。
お昼は、ふらっとはいった「フェリーチェピッチョーネ」が近年食べたイタリアンの中で一番!というくらいに美味しくて感動。ワインもカクテルも前菜もメインもパンもデザートも全て美味しくて、お店の雰囲気もすごくよくて、まさか斑鳩で観光中にそんな素敵な店に出会うと思ってなかったのでとても満足。

5/5  奈良公園

やっと最終日に奈良公園。鹿とやっと会えた。換毛期らしくみんなモサモサしてた。
  • 教科書にいた阿修羅とはこのことか 興福寺
  • 縁側でのんびりしたかった 元興寺
最終日。仏像と国宝がお腹いっぱいすぎて、まずは奈良ホテルのティーラウンジで朝からケーキセット。さすがの歴史と格式。新緑の庭をながめながらゆっくりできてよき。見回すと両家顔合わせやお見合いや、結婚式打ち合わせ後か?というようなリアルな会話が散見されてそれもまた面白い。興福寺は前回雨のなか五重塔は見たけど、阿修羅は見てないので、今回見れてよかった。お土産を買って帰路へ。

全体的に、人が多すぎるということもなく、長く並んだりすることもなく、
ひさびさの「ゴールデンウィーク」なのに、のんびりと各観光地を楽しむことができて、
かなり満足度の高い旅だった。この後に及んで、還暦もすぎた両親と5日近くも旅するとは思っていなかったけど、これはこれでかなり良かったと思う。

気が向いたら写真を差し込もう。いったんこれで終わり。