2018年冬の沖縄。
「海の色は空の色」とよく言うのは事実だし、
冬の厚い雲に覆われた空と海は、青が薄くてただ寂しいだけだと思っていたけれど。
そんな日も、光や波の音や、風や空気の全てが、やっぱり好きだった。
![]() |
冬のカタブイ。雨を切り撮るのは、私にはまだ難しい。 |
海岸へ出る前のこんな瞬間が一番わくわくする |
こんな景色のすぐそばに居た日々が確かにあった |
アマガイ、懐かしい。 |
どんな成長の仕方をしてきたんだろう。 |
久しぶりの晴れ間の朝に、日光浴の邪魔してごめん。 |
生活に色を取り戻す感覚。 |
唐突に現れる、神様の存在感 |
このポロシャツばかり着ていた20歳の頃。 |
ちょうど成人式、集落の皆が送りに来てる。 |
座間味村の成人式を覗きに。 |
約900人の座間味村で今年の20歳は15人居るそうです。
高校に入学するため皆15歳で島を出てしまうけれど。
15人の成人はそれぞれみんな違った道を歩んでいて、
ただ「20年間生きてきた」ということを、地域の人もみんなが喜んでくれる。
そんなことが外から見ていても、とても嬉しかった。
そして、式典の後は踊って踊って呑んで、そしてカチャーシーで締めるというのがさすが沖縄。
島が好きなのは、海という境界で分けられていて、
出会いと別れがあって、でもつながっていく。そんな感じが好きなのかもしれない。
特に港に入ったり出たりする瞬間が象徴的。
流体の中を回転する大きな船が、ぴったりの位置に止まるのもテンションが上がる。
船で働く人が好き。 |
おだやかで前向きな気持を思い出させてくれてありがとう、座間味島。 |
離島も好きだし、那覇の密集した場所もまた好き。
奥の方から見られている。 |
方角の揃わないアパートや電線や配管。ビルの中に唐突に現れる空き地や平屋。
敷地から拡張する植木鉢や植栽、時には洗濯物。
10年前、初めて沖縄に住んだ時は、このぐちゃぐちゃな感じはなんなんだ!
ってもやもやとしていたけど、今となってはそのくらいの混沌があったほうが心地が良い。
那覇のohacorte. 好きな空間、美味しいごはん。
久しぶりに、1人で長い時間を過ごした沖縄滞在。
東京で、つくばで、ぐるぐると考えたり人と話したり動いたりしてみても
到底どうにもならないやと思っちゃうことも多いけれど。
こっち来てみると、そんなに内へ下へ考えなくてもどうにかなるかなぁと思わせる
不思議な雰囲気がありました。これが噂の「なんくるないさ~精神」か!
なんかただしばらく滞在しただけだけど、人間らしさを取り戻してきた感じがして、
幸せな時間でした。暖かいのやっぱいいな。