Sep 6, 2013

アイデンティティはどうやって作られるのか。(ハワイアンスタディの授業課題から)

(授業の課題のために書いた小論文の日本語版を乗せます)

1.はじめに

 この授業の中での大きなテーマはアイデンティティである。
授業の中で、ハワイの創造神話から、近年の植民地支配から同化政策の歴史を学んだ。このような歴史を経て、さらに多くの国と地域からの移民が集まり、人種のるつぼ、あるいは、サラダボウル、となった。そのようなハワイに暮らす人、ハワイ人のアイデンティティはどのように形成されるのか、ということに疑問を抱いた。それは、親の人種、家族の祖国の、あるいはハワイの歴史文化慣習、所蔵するコミュニティなどを根拠とするのかもしれない。しかし、アイデンティティの形成は多様すぎて、想像がつかない。
そこで、より身近な自分自身のアイデンティティがどのように形成されているか、ということを、以下の4つの観点から比較し、考察する事を、このレポートの議題とした。
観点
1. 日本人のアイデンティティ
2. 沖縄人「うちなんちゅ」のアイデンティティ
3. 沖縄へ移住した日本人「しまないちゃー」のアイデンティティ
4. ハワイ在住沖縄移民のアイデンティティ

Sep 4, 2013

モロカイ島旅日記〜③ハワイ最初の村を訪ねる+α〜

Aloha! こんにちは。

モロカイ島旅日記その③エコツアー+α編です。(①出発編②ミュールライド編はこちら)

こちらの山崎さんという方にエコツアーをお願いしていました。
ハワイで一番最初に人が上陸した場所というところなど、モロカイ島の
東側半分をぐるっと一周紹介して頂きながら、ハワイの神話やフラの話、
モロカイ島の現在の様子などを、たくさん聞かせてもらいました。

一番最初に行ったのは ハラワ halawa と言って、ハワイで一番最初に人が上陸したという伝説が残っている場所。
ハラワ湾を上から眺める
内陸に入り込んだ湾になっていて、海岸の上は扇状地になっています。
奥の山側から流れる滝からの豊かな水で、タロ芋の田んぼが作ってあったり、家が建っていたり。今は数家族しか住んでいませんが、昔は豊かな村だったそうです。
昔の小学校 今は廃墟
モロカイ島中心の村から車で1時間半かかるこの小さな村の小学校で、ハワイ人の子供達に英語が教えられていた時があるというから、なんだか不思議というか感慨深いです。

そういえば!このハラワはハワイの人たちにとって神聖な場所とされているそうで、
島の東側に入る前に、ティーリーフのレイを作りました。
おじちゃんにティーという木の葉っぱをもらって、細かく割きます。
この作業、性格がでます。

それをつなげて完成! 一日これを首にかけて守ってもらいました。
最後に訪れた子宝の神様の石ファリックロック(あえてカタカナ!)にお供えしました。
いつか子宝に恵まれますように。。。。。。
ちなみに別の日には島の西側にも行きました。こんな素敵なビーチでのんびり!
全長3km程度,広い!
陸だけでなく海もということでダイビングも!(英語)

こういう「何もない島」が好きな私にとってはかなり楽しい旅でした。
ちなみにモロカイ島には外食できるレストランは数件しかないので、その辺は期待しないでくださいね。長期滞在なら自炊がオススメです。

のんびりもしつつ、夏学期の授業でまなんだハワイの歴史を現地で復習しつつ、アクティビティも楽しむ!という丸3日間のモロカイ島旅行、かなり満喫でした。

モロカイ島旅日記はこれでおしまいです。さて、次はどこの島に行こうかなー。

ではまた!

Sep 2, 2013

モロカイ島旅日記②〜ミュールライドに挑戦〜

Aloha! こんにちは。

モロカイ旅日記の続きです。(①出発編はこちら

モロカイ島で唯一の観光地カラウパパ半島へのミュールライドに行ってきました。
カラウパパ半島(wiki)は崖と海で囲まれて、簡単には入れない場所です。
そこへミュール(ラバ)に乗って行きます。
大人しくて賢いミュール。シャビィ Chevy
標高500m以上の所から断崖絶壁を海まで下ります。ひたすら階段の続く道を
ミュールたちが私たち人間を乗せて下ってくれます。
彼等は賢くて、何度も通っている道なので、リラックスして乗っているだけで大丈夫。ときどき草を食べるのに夢中になってとまってしまうけどそれもご愛嬌。
高所恐怖症のひとにはちょっと大変!?
こんな感じの崖を下る事1時間半、26回の折り返しを経てやっとカラウパパ半島に到着。
この崖を下ってきた!
カラウパパ半島というのは実は、歴史的にも重要な場所です。
12世紀にはハワイ人が小さな農村を開いていましたが、18世紀になって
ハンセン病(wiki)患者の強制療養所が作られました。しかしここは療養所とは言っても、他の土地とは隔絶していて、暮らすのは大変でとても「療養」できるような場所ではありませんでした。
そこにやってきたのダミアン神父(wiki)で、ここで教会を作ったり人々のために働いたり、大きなしごとをした人です。
ダミアン牧師の肖像画

そんな小さな村を小さいスクールバスに乗って巡ります。


村の新聞替わりの掲示板

ちなみに半島の反対側に行くまでの間に、バスが故障して1時間弱くら歩くことになりました..!
牧師と人々が作った教会

やっとたどり着いた島の反対側
景色も楽しめて、かわいいミュールと触れ合えて、ハンセン病の歴史も学べた有意義な一日でした。
帰りもミュールたちが乗せて帰ってくれます。ミュール達は暑くて汗だらだら流しててちょっと申し訳なくなっちゃったけど。
Chevy! お疲れ様!!ありがとう- photo by mom
モロカイ島に行った際にはぜひ挑戦してみてください!
ホノルルから日帰りもできるので、これだけのために行くのもありですよ。

さて、モロカイ旅日記は最終回エコツアー編に続きます。

★Kalaupa Mule ride (英語のみ) 朝8時集合~15時頃まで 

★さらに詳しい紹介 LoveMolokai (日本語)


ではまた!