Oct 21, 2012

オニヒトデは枝サンゴがお好き!??

No.295-314

9/10-9/14
石西礁湖 各モニタリング地点

9月の石垣、西表調査のログです。

石垣島と西表島の間はgoogle map で見ても分かるように
世界でも有数のサンゴ礁が発達している地域です。

cr: NASA, from Wikipedia

ここで約5日間、潜水調査に参加していました。
いくつか印象に残ったことを紹介します。

まずはサンゴを食べるオニヒトデ! 



は、ご存じの方も多いかと思いますが、
ときどき大発生しては、サンゴ礁生態系に大きな影響を与えている生物です。

基本的にどんなサンゴでも好き嫌いなく、食べるのですが、

通常は、こういう枝状のサンゴを食べているそうです。



ちょっと意外ではないですか??
私のイメージは、下の写真のようなテーブル状のサンゴを好むのかと思っていました。

ですが、枝の間に隠れることができることのほうが、重要なんだそうです。
このような、枝状のサンゴを食べつくすと、
テーブル状のサンゴのある場所まで進出してきます。

そうすると、海の中はこんな感じになってしまいます。


あんまり上手に写真が撮れていませんが、テーブル状のサンゴが
オニヒトデに食べられて、白くなってしまっているのが見えますか??

ここは、西表島周辺のあるポイントですが、かなり被害が進んでいます。
これ以上広がらないといいのですが。


結局、タイトルの答えは、「なんでも食べます」ということになりますね^^;!



ではまた!



Sep 27, 2012

ダイビングからのカレーバイキング「ふぁぶ」はテッパン



No.295

9/6 Thu


だいぶ前のログになってしまいましたね。
なれた後輩と、最近ライセンスをとった友達と水釜赤塔へ!

前日夜に、雨が降ったので透明度がちょっと心配でしたが、なんとか平気でした。

数年振り?に水釜赤棟へ行きましたが、あんまり風景変わっていないかな。

コイボウミウシなんかをウキウキで持ってきてくれて、
きゅんきゅんしてしまいました(笑)

赤塔まわりは、サンゴを食べる貝の、シロレイシガイダマシ がわりと多かった印象です。


先端の白くなっている部分が食べられてしまったところ、
その上に見えるピンク色の貝がシロレイシガイダマシです。
写真の左側はもう食べられて、藻が生えてしまっていますね。

ほかにもこんなの見たんですが…これは、なんですかね?? 

タカラ貝かと思ったけど、ちょっと違う気がします。
ご存じの方、教えてください!

最後に、ウツボが2匹!




水面移動がやっぱりちょっと大変だったね><
帰りがけには、グルクンの群れもみれて割と盛りだくさんでした。


帰りがけに別隊と合流して、砂辺のカレー屋さん「ふぁぶ」 でランチを。
カレーバイキング790円は安いし、美味しい!


ではまた!






Sep 3, 2012

4年ぶりの再会


2か月も更新があいてしまいました!
なにか有用なことを書こうと思うと、つい筆が遠のきます。
気楽に、こまめに続けようと思います♪


8月末に同期の調査に付いて、沖縄県北部東海岸に行きました。

台風も去って、静かな海。東海岸がこんなに落ち着いているのも珍しい気がします。
いくつか調査のできそうなポイントを探して、海に入ったのは2地点。

安田(あだ)集落は、ほんとうによくある「里海」のイメージそのまま。
環境省「里海ネット」より
イラストは、温帯気候の場所のようなので、亜熱帯の沖縄だと少し違うのですが…
(山があって、川があって、沿岸に小さな漁村があって、
河口はマングローブ林になっていて、海にでると、サンゴ礁が広がっている…)


なかなか伝わりやすい写真がなくて残念です。




さて、タイトルの4年ぶりの再会というのは…このサンゴのことです。

アオサンゴ

折れた骨格の内部が青くなっているのが見えますか??
1属1種の造礁サンゴで、アオサンゴといい、沖縄ではあまり見かけません。
(これは、楚洲という場所で見つけました)

これが、触手をだすととてもきれいです。


(写真が全然うまくとれていない><)

このサンゴを初めてみたのは4年前、大学1年生の時でした。
その時の様子は次のエントリに詳しく書きますが、
大浦湾というところで、この、アオサンゴの群落をみて感動し、
大学ではサンゴの勉強をしよう! と決めるきっかけになりました。


大学院に入って5か月が過ぎ、長い学生生活も、終わりがちらついて見えますが、
気持ち新たに、また頑張ろう!と思える北部調査でした。

次の記事は、大学1年の時に書いたものなのでちょっと恥ずかしいですが
読んで頂けたらうれしいです。


辺野古・大浦湾のアオサンゴに関してはWWFのホームページに詳しくありますので、ご参照下さい。



ここまで読んで下さった皆様、ありがとうございます!



ではまた!