Dec 25, 2012

年納め@大渡海岸


あけましておめでとうございます。
このブログ、どれくらいの人に読んでいただいているのか
あんまりよくわからないのですが、
昨年訪れてくださったみなさま、ありがとうございます。

つたない文章と知識ですが、
今年もマイペースに続けたいとおもっていますので
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、年を超えてしまいましたが、
昨年最後のダイブログとちょっとサンゴ礁地形についてメモ書きを。


2012. 12. 25 
No.324
Point 大渡海岸

年納め&クリスマス(ダイブ)調査!
ということで沖縄本島南部の大渡海岸へ。

ここは
外洋ー礁斜面ー礁嶺(しょうれい)ー礁池(しょうち)ー陸
cr: Dorling Kindersley 2007

の地形がはっきりしている「サンゴ礁らしい」ポイントです。
実際には


©2013 DigitalGlobe, GeoEye

白波がたっている所の下側が外洋、波の沖側が礁斜面、
波の下から内側すぐが礁嶺(しょうれい)
そのさらに内側のいろが少し青くなっているところが礁池(しょうち)です。


調査ついでに写真左側の少し切れ込みのようになっている水路から沖へ。
ダイナミックな地形に圧倒されます。


ここのような、サンゴの壁があったり、
砂やガレのある溝があったりする地形を「Spur and Groove 」といいます。
(supr 尾根, groove 溝)
説明は英語で、実際はこれよりきれいですが、よい動画があったので
貼っておきます。


'Spur and Groove Dynamics' (cr: MarinePhage )
(詳しい地形の形成過程などについては(中井2007)など。)


全然動く気のないバラクーダにも驚きました。 



思っていたほど水温は低くなく(24℃)
いい年納めの調査になりました。

2013年も安全に、充実した調査、ダイビングができますように。



ではまた!




(crのある写真はお借りしました。また、リンクや内容など不適切なものがあれば
どうぞお知らせくださいm(_ _ )m




Nov 13, 2012

NIGHT! NIGHT! NIGHT!


No.316,317,320

Point 砂辺、奥武島


この半年ほど、ときどきナイトダイビングをしてきました。
ナイトダイビングはPADIライセンスだとアドバンスコースに入ります。

アドバンスなだけあって、人によってはストレスも高いのですが、
その分、楽しさも格別です。

夜の海は、まったく同じポイントでも、
何十本と潜ったポイントでも、まったく違う雰囲気を見せてくれます。


イソギンチャクに隠れて眠っているクマノミをおこしてみたり…
これは昼間です ばっちり起きてる!


まくに包まれて眠っているブダイをおこしてみたり…

サンゴのベットで眠っている、サカナやウツボをおこしてみたり…

(おこすばっかりですね笑)

夜光虫ひからせてみたり



格別なのは、水の中から満月の光を眺めること…




連れて行ってもらうのも楽しいのですが、
自分で前を泳ぐのは、その何倍も楽しいです。
(もちろん、すごく緊張もしますが。)


昼間を良く知っているポイントほど、夜入ると分からなくなったりして
岩のひとつひとつまで、その場所が分かるようになったりします。

たくさんサカナや人のいて賑やかなポイントも
夜は、すごく静か……
かと思いきや、夜行性のエビやカニが動いていたり
サンゴもたくさん触手を伸ばしていたり、実はすごく賑やかです。


今までたくさん考えて潜ってきた分、
すごく贅沢なあそびができているな…と思います。


もう少し暖かくなったら(だいぶ先になってしまいますが)…
また潜りにいきたいな。







Oct 21, 2012

オニヒトデは枝サンゴがお好き!??

No.295-314

9/10-9/14
石西礁湖 各モニタリング地点

9月の石垣、西表調査のログです。

石垣島と西表島の間はgoogle map で見ても分かるように
世界でも有数のサンゴ礁が発達している地域です。

cr: NASA, from Wikipedia

ここで約5日間、潜水調査に参加していました。
いくつか印象に残ったことを紹介します。

まずはサンゴを食べるオニヒトデ! 



は、ご存じの方も多いかと思いますが、
ときどき大発生しては、サンゴ礁生態系に大きな影響を与えている生物です。

基本的にどんなサンゴでも好き嫌いなく、食べるのですが、

通常は、こういう枝状のサンゴを食べているそうです。



ちょっと意外ではないですか??
私のイメージは、下の写真のようなテーブル状のサンゴを好むのかと思っていました。

ですが、枝の間に隠れることができることのほうが、重要なんだそうです。
このような、枝状のサンゴを食べつくすと、
テーブル状のサンゴのある場所まで進出してきます。

そうすると、海の中はこんな感じになってしまいます。


あんまり上手に写真が撮れていませんが、テーブル状のサンゴが
オニヒトデに食べられて、白くなってしまっているのが見えますか??

ここは、西表島周辺のあるポイントですが、かなり被害が進んでいます。
これ以上広がらないといいのですが。


結局、タイトルの答えは、「なんでも食べます」ということになりますね^^;!



ではまた!



Sep 27, 2012

ダイビングからのカレーバイキング「ふぁぶ」はテッパン



No.295

9/6 Thu


だいぶ前のログになってしまいましたね。
なれた後輩と、最近ライセンスをとった友達と水釜赤塔へ!

前日夜に、雨が降ったので透明度がちょっと心配でしたが、なんとか平気でした。

数年振り?に水釜赤棟へ行きましたが、あんまり風景変わっていないかな。

コイボウミウシなんかをウキウキで持ってきてくれて、
きゅんきゅんしてしまいました(笑)

赤塔まわりは、サンゴを食べる貝の、シロレイシガイダマシ がわりと多かった印象です。


先端の白くなっている部分が食べられてしまったところ、
その上に見えるピンク色の貝がシロレイシガイダマシです。
写真の左側はもう食べられて、藻が生えてしまっていますね。

ほかにもこんなの見たんですが…これは、なんですかね?? 

タカラ貝かと思ったけど、ちょっと違う気がします。
ご存じの方、教えてください!

最後に、ウツボが2匹!




水面移動がやっぱりちょっと大変だったね><
帰りがけには、グルクンの群れもみれて割と盛りだくさんでした。


帰りがけに別隊と合流して、砂辺のカレー屋さん「ふぁぶ」 でランチを。
カレーバイキング790円は安いし、美味しい!


ではまた!






Sep 3, 2012

4年ぶりの再会


2か月も更新があいてしまいました!
なにか有用なことを書こうと思うと、つい筆が遠のきます。
気楽に、こまめに続けようと思います♪


8月末に同期の調査に付いて、沖縄県北部東海岸に行きました。

台風も去って、静かな海。東海岸がこんなに落ち着いているのも珍しい気がします。
いくつか調査のできそうなポイントを探して、海に入ったのは2地点。

安田(あだ)集落は、ほんとうによくある「里海」のイメージそのまま。
環境省「里海ネット」より
イラストは、温帯気候の場所のようなので、亜熱帯の沖縄だと少し違うのですが…
(山があって、川があって、沿岸に小さな漁村があって、
河口はマングローブ林になっていて、海にでると、サンゴ礁が広がっている…)


なかなか伝わりやすい写真がなくて残念です。




さて、タイトルの4年ぶりの再会というのは…このサンゴのことです。

アオサンゴ

折れた骨格の内部が青くなっているのが見えますか??
1属1種の造礁サンゴで、アオサンゴといい、沖縄ではあまり見かけません。
(これは、楚洲という場所で見つけました)

これが、触手をだすととてもきれいです。


(写真が全然うまくとれていない><)

このサンゴを初めてみたのは4年前、大学1年生の時でした。
その時の様子は次のエントリに詳しく書きますが、
大浦湾というところで、この、アオサンゴの群落をみて感動し、
大学ではサンゴの勉強をしよう! と決めるきっかけになりました。


大学院に入って5か月が過ぎ、長い学生生活も、終わりがちらついて見えますが、
気持ち新たに、また頑張ろう!と思える北部調査でした。

次の記事は、大学1年の時に書いたものなのでちょっと恥ずかしいですが
読んで頂けたらうれしいです。


辺野古・大浦湾のアオサンゴに関してはWWFのホームページに詳しくありますので、ご参照下さい。



ここまで読んで下さった皆様、ありがとうございます!



ではまた!







7,8月のDive Log まとめ (No.289-294)


No.289

7/1 Sun (Night)

Point 砂辺 No.1
Member Y, M, K

月のきれいな夜でした。
水深15mから眺める月の光は幻想的で、
ずっとそこに佇んでいたい。そんな一本でした。
こんな楽しみ味わえる人が、世界にどれくらいいるのかな。
なんて贅沢な夜。


No.290

7/4 Wed (Night)

Point 瀬底実験所前
Mmber M, I, K
Time 23:15- 35min

急きょ行ってみることにしたナイトファン。
今夜も月がきれいでした。
水中に、プランクトン採集用のライトが現れた時は
さすがにびっくり。


No.291

7/5  Thu

Point 古宇利島北
Member I, K
Time 16:19-  49min

古宇利島の北、絶対にべたな南風の時しかはいれないポイント。
調査ダイブだったけど、後半は少しファンダイブ。
オニヒトデの被害が少々。
幻の?ショウガサンゴが、5m前後の場所にたくさんあり、嬉しかった。



ショウガサンゴ

No.292

7/22 Sun

Point 水釜
Member M, K
Time 16:23- 30min

もう一つのポイントで調査できなかったので、
しょうがなく、水釜で予備調査。
前日大雨で、ひどい透明度。赤塔をあきらめて、壁沿いに。
代わり映えのしない、生き物の少ない水釜で飽きてしまい、
30分で上がってしまったけど、
楽しんでいたようなので、なんだか申し訳ない。


No.293

7/23 Mon

Point 水釜 
Member M, K
Time 10:58 74min

前日のリベンジ水釜。
この日は透明度が良く、作業もしやすかった。
ロガー設置と、いつもの調査。
5年使い続けた、ボロボロのグローブをついに片方なくしてしまって
なんだか寂しい。

代わり映えのしない水釜も、少し知識を付けてみると
比謝川河口の富栄養化しているポイントなのに、
サンゴの種多様性も高く、面白いポイントだった。

水面から比謝川河口方面を



No.294

Point 瀬底実験所前
Member K, K
Time

瀬底前でロガー設置。



Jun 13, 2012

日本最大の海洋保護区にて


6/10,11,12 (Sun-Tue)

No.268-288

八重山地方に低気圧が来てしまって、海が荒れてきたので
調査は今日でおしまいでした。
(本当は明日まで潜る予定だったんですが…残念)


この約5日間、自分の調査ができただけでなく、いくつか貴重な体験ができました。

まずは、雷!
船の上で、海に雷落ちるの見ました><
けっこう本気で怖かったです…。

この後さらに大雨に
これは、ちょっとめずらしいかも。サカサクラゲ。

あし?が上になっています。
かさを上ではなくて、下にして泳ぎます。


ちなみに、潜水調査の様子はこんな感じです。

メモをとったり写真をとったり、…。




最近ブログがただの日記ですね。
次回は何か読んで面白いことを…考えましょう!


ではまた!


Jun 9, 2012

海の幸

6/9 (Sat)

今日は調査お休みだったので、
TIDA DIVING SERVICE さんでファンダイブ。
ありがとうございました!

ポイントは西表島の北の方。鳩間島が見えるあたり(なんて曖昧な)
美味しくて、ぜいたくなお昼ご飯も頂いて、とても楽しい一日でした。

これで明日からもがんばれそう!

カクレクマノミ 横顔は珍しいそうで…

西表島もよく晴れていました



夜は八重山ダイビング協会のダイビングフェスタにも連れて行って頂きました。

八重山ダイビング協会は石垣島から与那国島までの、90近くのショップが加盟している協会です。

今、海洋保護区について勉強中なのですが、
保護区(石垣や、西表は国定公園)の効果的な運営には、
このようなダイビング協会や漁協などの、地元の人々の協力と参加がとても重要だと思っています。
また、そこに訪れる観光客の方々の協力も大切です。


なにが、どう重要なのかはこれから勉強して、いずれまとめて紹介できればと思います。

ではまた!

No.265
Point
Time 10:00-  52min
max 30.2m


No.266
Point
Time 11:25-  21min
max 12.0m


No.267
Point
Time 14:00-  47min
max 19.8m


石西礁湖調査


6/8 (Fri)

No.258-264

石西礁湖での調査1日目でした。

今日は6か所のポイントで潜ったので、本数はかさんでますが
各30分ほど、タンクは2本。

調査方法は改善の余地がありそうです。


生物学的な調査では、同定ができることが
本当に最初の一歩だと実感しました。

景色の写真もとってくればよかった!

メモ書きまで。
後日追記します。



Jun 7, 2012

オムタコライス


6/2 (Sat) am

今日は万座毛の少し先でスノーケリング。

万座毛はわりと有名な観光地だと思いますが。

「一万人が座れるほどひろい毛(はらっぱ)」っていう意味なんですか。

ゴジラ対メカゴジラでキングシーサーが眠っていたんですか。本当ですか?



入ったのは万座毛の向かいのANAのホテルの先のところです。


こんな大きいミドリイシがあったり、
(写真にうつっているペンチは15cmくらいです)

人より大きいハマサンゴがあったり。


写真が下手すぎて伝わらないですね…練習します><
魚は15cmくらいです。
寿命はどれくらいでしょう??

詳しくはわからないけれど、30年くらいは生きているんじゃないかと思います。
どうかな。

広いので泳ぐのが少し大変ですが、シュノーケリングでもすごく楽しめるポイントでした。







ずっと気になっていた、きじむなぁのオムタコライス、おいしかった!




ではまた!


お月見ナイト


6/1 Fri

No.257 
Point 真栄田岬
Member Y,Y,K


はやく書かないとログがたまってしまう!

というわけで先週末は、真栄田岬でナイトダイビング♪
砂辺、水釜は行ってたけど、真栄田は二年ぶりでした。
ぁあ真栄田ナイトってなんでこんなに楽しいんだろう??

きっと、地形がほとんど頭に入っている安心感もあるんでしょうね。

相変わらず寝ているクマノミはかわいくて。
洞窟側の壁の中にいたのは、大きな貝?? 
バスケットボールくらいの大きさでした。

帰りにみつけた、ちっぃぃっちゃいタコかわいかった!
手のひらに乗るくらいの。

そんなに小さくても、しっかり体の色かえて、
隠れようとしてるけど、ばれてますよ!!


写真撮れないのが残念><
とれるかな??


次は、イセエビとセミエビと、寝てるブダイみつけましょう♪


ではまた!




May 26, 2012

水釜ナイトとカフェめぐりじゃないよ


5/25(Fri)

No.256
Point 水釜

ひさしぶりの水釜ナイトでした。
新月に近い月が、沈みかけで近くの星がきれいでした。

内地に住む方が想像する以上に明るい沖縄ですが…
(私の家からは、普天間基地の明かりで空は夜もオレンジがかって見えます)
新月の夜も星がはっきり見えて良いですね。

水釜は、沖縄で最大の流域面積をもつ比謝川の河口にあたるポイントです。

今はほとんど使われていないようですが、
昔は良い港だったようですね。

ここは海水をなめてもわかるくらい、淡水が混ざっています。
そのため、海の中もプランクトンが多かったりして、砂辺とはまた雰囲気が違います。

比謝川からの栄養分の高い水が流れ込むため、
透明度は常に悪めですが、魚は若干大き目な気がします…、気のせいかな(笑


5/24(木)

天気も良いので南部にサンプリングに行きました。
といっても私は、ついて行っただけですが。
予備調査ということにしましょう。

行ったのは新原ビーチ、知念岬、知名(記憶があやふやです)の3か所。
知念岬の南側


航空写真を見ると、きれいなサンゴ礁が広がっていそうな雰囲気。

でも、面白いのは西海岸に比べて、すごく少ないです。
藻が生えてるところはたくさんあるし、この辺りは有名なモズクの生産地なんだそうですが。
不思議です。

海草とナマコばっかり


お昼ご飯にcafe風樹のタコライス食べました。
すごく雰囲気のいいところでした!
Wifiも対応なので、ここで勉強や読書したらはかどりそう!
ケーキセットも美味しそうだったなぁ♪



眠れぬ深夜の更新でした。


ではまた!







May 13, 2012

The LONGest !!


5/12(Sat)

No.254
Point 瀬底実験所前
Time 9:58- 12:18  140min


No.255
Point 備瀬岬
Time 16:44- 17:29  45min




最終日!!


一本目はビーチエントリーで実験所の前を調査しました。
140分も潜ったのは初めて!




二本目は一年ぶりに備瀬岬アウトに行きました。
エントリーしてすぐに、一瞬でしたが大きなカメ見れました!
流れにのって、 1km近く泳ぎました…
こんなに長く泳いだのも初めて!

さすがに今朝は、全身筋肉痛で起きるのがつらかったです。



これで5日間のReef Life Survey @沖縄は終了です。
私がした作業は、あくまでお手伝いだったのですが
調査方法などなど、たくさんのことを見て経験して学ばせていただきました。
(余裕があったら、新しいエントリで紹介します…)

プロジェクトのみなさんに感謝します。


最後に、夢の舎 のそば、とってもおいしかったです。


ではまた!




May 12, 2012

水納島!


No.253
Point 水納島(北側) 
Time 10:28- 12:14  106min


今日も遅くなってしまったので簡単に…。

初めて水納島に行きました!
といっても上陸はしてないのですが。
有名なダイビングポイントですね。
透明度もとてもよく、ふつうにファンを楽しみたくなっちゃいました><

とは言っても調査なので、
調査用のラインの周りで楽しみました♪

ここは、ハナヤサイサンゴのとても多いポイントでした。
なんだかそればかり見てしまった感じ。



午後は備瀬岬で磯歩きでした。
その様子はまた今度(たぶん…)

ではまた!




May 11, 2012

強いのは誰だ


No.251
Point 瀬底旧桟橋付近
Time 10:36- 12:01  85min

No.252
Point 採石場沖付近
Time 13:44‐15:02 78min


今日は遅くなってしまったので簡単なメモで。



一本目は実験所の沖。
ここは98年の白化現象でサンゴがほとんどなくなってしまった場所ですが、
今はかなり回復しているとのことでした。

潜ってみると、よく見かける枝のようなサンゴではなくて
地面を覆うようなタイプのサンゴが多くありました。

気になったのは、私が好きなハナヤサイサンゴ。
白くなってしまっているのが多くありました。

昨年頃からの現象のようです。
原因は何でしょうか…調べてみましょう。


二本目は、本部の採石場のすぐ沖。
かなり透明度の悪い場所でした。

魚は水中の栄養分が多いのか、大きく育っていました。
サンゴは…少ないかなとおもいきや、
厳しい競争に生き残ったからか、
雰囲気の強そうなものが種類もいろいろとありました。


そんな感じの調査三日目でした。



ではまた!



May 9, 2012

オニヒトデゾーンの隣には


5/9(Wed)

No.249
Point 瀬底ビーチ前
Time 10:47- 12:06  79min




No.250 
Point やっけーびし
Time13:27-14:49 82min



今日は瀬底周辺での調査でした。

一本目は瀬底ビーチの沖。
部分的に藻類がかなり多くなってしまっていました。
藻類が多くなると、魚の数と種類が、
サンゴの多い場所よりかなり少なくなります。

二本目は、先週オニヒトデ駆除をした場所のすぐ沖側。
リーフの端の沖側の斜面(礁斜面)で調査しました。

リーフの内部はオニヒトデにかなり多く食べられていたのですが、
礁斜面のほうは、食べられてしまったサンゴは少なかったです。

枝状のサンゴが、一面に広がっていました。

おっきなイソギンチャクにカクレクマノミ!

コールマンウミウシかな?

ムラサキウミコチョウかな?



魚の写真を撮るのは難しいです…


ではまた!

May 8, 2012

Reef Life Survey!!



5/8 (Tue)


No.248 
Point 真栄田岬 左
Time 12:12- 13:40  88min 





今日から5日間、Reef Life Survey という
調査プロジェクトで、本島北部を中心に潜水調査のお手伝いをします。

今日はそのまず一本目、練習ということで
真栄田岬の左の根で50mのラインを引いて調査をしました。

私は魚類担当のお手伝いをしましたが……
ぜんぜん名前が思い出せない!

いざ調べようと思って見てみると、名前のわからないものばかり…

毎日のように潜った真栄田岬が、
こんなにたくさんの種類の生き物がいたのかと…
まったく別のポイントに来たような気分でした。


短い期間ですが、学ぶこと考えることがたくさんありそうです。



ではまた明日!



May 6, 2012

スーパームーンの夜にサンセット&ナイトダイビング



5/6 (Sun)


No.246 
Point 砂辺No,1
Member Guide-Y,KTime 17:16- 17:57  41min Max 18.1m  Tem 24.2℃
Member Guide-Y  ,K
Time20:09- 20:49  40min 
Max 13.2m  Tem 22.7℃



久しぶりにNO,1ピラミッドヘ。
頂上のカクレクマノミのいるイソギンチャクが大きくなっていました。

透明度はかなり悪め。水中の距離感がかなり悪くなっていて戸惑ってしまいました。


アオギハゼ久しぶりに見ました。

水温がだいぶ上がってきて嬉しい!


しばし夕日を見ながら休憩。



今日はスーパームーンとのこと。
でも残念ながら、西海岸だったので月の出は見れず。






No,247 NIGHT
Point  砂辺No,2 


一年半振りのナイトダイビングでした。
満月、満潮、べたなぎ。最高のコンディション!!

研究室から借りたブラックライトを持って入ったら、
サンゴが蛍光緑にひかっているのもしっかり見れて
最初から最後までそればっかり見てしまいました。

全体に一様に蛍光するもの、ポリプの先だけ光るもの
まだら模様になるもの…いろいろです。
ハードコーラルだけでなく、ソフトコーラルもイソギンチャクも光っていました!

満月の夜にはまた行きたい!

ではまた!

May 1, 2012

オニヒトデ駆除


あっという間に5月ですね。

今日は、瀬底島でオニヒトデの駆除作業に参加してきました。
船で瀬底臨海実験所を出発!

作業した場所は、リンクの地図を見てください。

オニヒトデ Crown of Thorns StarfishAcanthaster planc)は
こんなやつです。
photo by wikipedia
詳しい説明は日英のwikipedia先生にありますが(^^;
サンゴを餌とするので、「珊瑚礁の破壊者」とされています。

食べられた後のサンゴは、こんな風になります。
これは、直径80cmくらいサンゴが丸ごと食べられています。
真っ白なので、まだ食べられたばかりのようです。

これは、直径30cmくらいだったと思いますが、
白いところが食べられたばかりの部分、
左側の茶色い部分は、しばらく前に食べられて藻が生えてしまった部分、
上側の薄茶色いところは、本来の生きているサンゴの部分です。
(詳しい人に聞いたわけではないので、たぶん、ですが)



今年は、例年より多いそうです。

見た目も怖いですが、毒性も強いです。
最近話題なったのは、先週宮古島でのオニヒトデ駆除作業中の
死亡事故ですね。

亡くなった方は以前にも刺されたことがあり、
アナフィラキシーショックで死亡者が出たのは初めてだそうです。

ちょっとビビったけど、私は刺されたことないからたぶん大丈夫!

ひとつずつ取って、今日は皆で60個ほどを駆除しました。
大きいのは40cmくらいありました。
グロテスクすぎる………。
最後は、土に埋めて、黙とうして! 
全員刺されることもなく駆除を終えました。


せっかく見るなら、やっぱりこういうカワイイやつがいいなぁ。
(クマノミ、ぜんぜんうまく撮れてない><)



最近こういうのが気になる。
 ハナヤサイサンゴ。
これはちょっとわからない…。オレンジ色が海のなかで目立ちます。



オニヒトデは、増えすぎないといいですね。
ちょっとしばらくは見たくもないかな(笑)
夢に出てきそうです…


ちなみにお昼はガイドブックで有名な中山そばに初めて行きました。
さっぱり系だけど、気づいたら麺が増殖していくタイプです。


そんな五月の初日でした。
沖縄は梅雨入りしてしまってちょっとテンション下がりますが、
楽しくいきたいところです。


ではまた☆

Apr 28, 2012

梅雨の晴れ間


ここ一週間ずっと雨やくもりが続いていて、
もう梅雨入りしたかと思うような沖縄です。
どうなんですか? 気象庁さん。

でも今日はびっくりするほどいい天気!裏真栄田に行ってきました。



サンゴの健康状態をちょっと調べてみたり。

ここで使っているのは Coral Watch という団体の
サンゴの健康具合チェック用のシートです。
(日本語での紹介はこちら プロジェクト AWARE)

一般ダイバーやボランティアの方に協力してもらい、
サンゴ礁の世界的なモニタリングをしよう!
というプロジェクトのようです。

そういえばこの団体、OWのカード取得するときに
教科書でみたような気がします。


いろいろなプロジェクトがあるんですね。



天気がいいとはいえスキンは寒かった!
フィールド調査は本当に体力が必要ですね。


ではまた!







Apr 22, 2012

ゆりかごから墓場まで?


今日も春の大潮なので、磯歩きに行ってきました。

本島南部で一番サンゴがある「ゆりかご」から、
なぜかサンゴの骨が流れ着いてくる「墓場」まで!


まずは大渡海岸。ここはたくさんサンゴが生きているので「ゆりかご」です。
冬場も潜れるダイビングポイントとして有名です。
日本史に出てくるジョン万次郎が流れ着いたといわれているので、
通称「ジョン万ビーチ」(ジョン万次郎さん、予想以上にすごい人でびっくり!)

ちなみに、この写真はリーフの外洋側から岸に向かって写したもので、
下に見える茶色いのは、手前側はほとんど全部サンゴです。

枝状のミドリイシばっかりなので、足の踏み場がないほど!
折らないように歩くのに苦労しました。


遠目に見ると、茶色ばかりに見えますが、
中にはこんなに色鮮やかなものもいます。
これはオヤユビミドリイシ(Acropora gemifera)か
サンカクミドリイシ(Acropora monticulosa)

他の種類の中でもひときわ目をひきますね。

サンゴにはいろいろな色をもつものがいますが、
その仕組みについてはまだわかっていないことも多いです。


こんなのも見ました。
サンゴに埋もれるウニ。出てこれるのかな??

ウンバチイソギンチャク。危険生物です。
パッと見ソフトコーラルに見えるけど、さわったら激痛が走るそうです。
ちなみに、刺されても酢をかけてはいけません。逆効果です。
見たのは何年か前の奧武島以来でした。


そのあと、知念村近くのサンゴの「墓場」で流れ着いた骨を見ました。
周りには、まったくサンゴ礁が無いのに死骸だけ流れ着いていて不思議でした。


ある先生が、
「沖縄の砂浜は白くてきれいだけど、
これはみんなサンゴや貝の死骸なんだから、ここは『死の砂浜』なんだぞっ!」
って言っていて衝撃を受けたのを思い出しました。



お昼ごはんの玉屋そば。素朴な味でおいしかったです。
お取り寄せもできますよ♪



最後に、いつもいろいろ教えてくれる先輩方に感謝します!



ではまた!